御言葉に聞く

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「永遠に支えられて」


詩篇23篇 

 
 「年を取るって何にもいいことないね」という声をしばしば聞きます。それは年を取ることによって、例えば視力が衰えたり、記憶力が減退したり、耳が遠くなったり、足腰が弱まるといったような若いときの健康や体力、体の機能が弱まっていく現実があるからかもしれません。自分の思い通りにならないことがたくさん起こってくる。それゆえに生きることへの希望をもつことができず、ただ人生の坂道を下っているかのように考えてしまうところがあるのではないでしょうか。
 しかし、年を重ねることは決して人生の坂道を下ることではありません。マルチン・ブーバーという人は、次のように言いました。「老いることはまた楽しからずや。ただし、はじめることを忘れさえしなければ...」。何か新しくはじめることを忘れなければ、生き生きと生きられるのだと言うのです。新しく始めることのできる力、それは何よりも神さまがいつも私たちと共にいて下さるという信仰です。
 詩篇23篇には、神さまへの深い信頼が込められています。いつも共にいて守り、支え、導いて下さる神さまがいて下さる。そしていつも弱った魂を生き返らせて下さるという信仰が歌われています。その信仰によって、私たちはどんなに年老いても、新しく生き始める希望と力を与えられて生きることができるのではないでしょうか。たとえ地上での歩みを終える時が来たとしても、神さまは永遠に私たちと共に生きていて下さいます。これ以上の恵み、希望はありません。余分なものを捨て去って、主に委ねて生きる時、私たちの人生はますます豊かなものにされていくのです。



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