御言葉に聞く

crossbar.gif

「キリストを着る」−マザーテレサの召天によせて−


regbook.gif「あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。キリストに合うバプテスマを受けたあなたがたは、皆キリストを着たのである。もはや、ユダヤ人もギリシャ人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない。あなたがたは皆、キリスト・イエスにあって一つだからである。もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである。」

ガラテヤ人への手紙3章26節〜29節 

 
 インドで貧しい人々のために、多くの修道女たちの先頭に立って奉仕をされたマザーテレサが天に召されました。彼女が大切にしていた働きの一つは、自分が世話をしている、インドの貧しい大衆の一人が死のうとする時に、自分がみとることができたら、かならずその傍らに行き、慰め、励ますということでした。彼女にみとられながら、死にゆく人はみんな、明るい笑顔で息を引き取ります。彼女は「あなたもかけがえのない命を持っている」と言うのだそうです。一般には無視されがちなインド大衆の一人と思われるような者に、あなたが生きているということは、命を持って、この世に生きているということは、まことに尊いことなのだということを、語りかけるのです。みんな神さまの愛の中にいるからです。神の子なのだということを教えられ、自分自身が真実に尊ばれているのだということを、マザーテレサから初めて聞く人々は、そこで、平安を得て死んでゆくことができるのです。
 マザーテレサの働きの根底にあるもの、それは何よりもキリストの愛に自らが包まれていることへの感謝だと思います。そして、すべての人がその愛に包まれているのだということを、その働きを通して伝えようとしていたのです。
 パウロは「もはや、ユダヤ人もギリシャ人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない」と語っています。この世のすべての相違を越えて、キリスト・イエスにあって一つなのだと語ります。それは皆がキリストという同じ衣を着た神の家族だからです。マザーテレサはそのキリストの衣の温もりを無数の人々に伝えました。そしてその温もりが多くの人々を救ったのです。私たちもまた、そのキリストの衣の温もりを隣り人と分かち合っていく働きが求められているのではないでしょうか。



[Back]   

crossbar.gif

ホーム集会案内教会の歴史4.gif牧師紹介御言葉に聞く


祈りの花束教会の四季あの人この人教会周辺地図

おすすめホームページ

post01.gif

clickA.gif