作業所名:特定非営利活動法人富江町桑の実作業所
代表者 :松崎律子
設立:1993年(H5)3月3日
作業開始:1993年(H5)4月20日
場所 :長崎県県五島市富江町狩立402番地1 富江地域福祉センター内2F
作業種目:さをり織り、陶芸、手工芸:
施設の形態:障碍者地域活動支援センター
定員:10名
心身にハンディを持つ就労困難な方たちの寄り処として、通所の作業所を立ち上げました。 仲間とふれあい、イベントの活動による地域とのふれあい、また、創造と感性を引き出せる作業を通しての生き甲斐を見つけ、楽しい人生を歩いてほしい、そして世の人々に障害者への理解を深めていただきたいとの願いから、小規模作業所を設立しました。
開所当時の作業は陶芸がメインでしたが、NHKの教育テレビで、さをり織りを創始された「城みさを」という女性の熱っぽく語る「さをり」の話に引き込まれ、「これだ!」と直感的に胸に響くものがあり行動を開始しました。平成8年のことです。                                  しかし、手織り機は購入しても本場の大阪まで講習に行けず経糸の成経や、経通し、織り方など、試行錯誤の繰り返しが続きました。その苦労の甲斐があり、今日まで利用者も飽きることなく、懸命に織りの作業に勤しんでいます.
この人たちのひたむきに織り上げた布を世の中に出してあげたい、そしてそれが彼らの自立につなげていけたらこれに越したことはありません。                                究極の目的を掲げ今日も、明日も命あるかぎり歩き続けて行きたいと思っています。         
五島富江町という、世界地図でみれば海に浮かんだ、点にも値しない島であってもそこに息づく人の真摯な思想は必ず万人共通のものがあり、人々の心に届くのではないかと希望を抱き、可能性を信じながら、桑の実作業所の活動を発信して行きたいと思っています。