浄土寺浄土堂(阿弥陀堂)

所在地 兵庫県小野市浄谷町 種別 寺院
構造形式 桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、本瓦葺
時代区分 鎌倉前期 年代 建久3年(1192)
指定年月日 1953.03.29 所有者 浄土寺
浄土寺は、東大寺を再建した俊乗坊重源によって、東大寺の荘園であるこの地に、建久3年(1192)建立される。
国宝浄土堂の他に、重要文化財として、本堂(薬師堂)、八幡神社本殿、同拝殿が残存する。
浄土堂には、快慶の作になる、阿弥陀如来及び観音・勢至の脇侍からなる阿弥陀三尊立像が安置されている。阿弥陀如来立像は高さ530cmの丈六、観音・勢至量菩薩立像は高さ370cmの堂々たるもの。


正方形の宝形造であり、屋根に反りが殆ど無く、直線的。


装飾も簡素であり、東大寺大仏殿は江戸時代の再建であるので、大仏様(天竺様)で最古の建造物。


内部は、天井を張らず、梁を放射状に張り巡らす化粧屋根裏を見せている。
大仏様の特徴は、肘木を組物の上に置くのではなく、円柱に挿し込む挿肘木の手法。

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