朝光寺本堂

所在地 兵庫県加東郡社町畑 種別 寺院
構造形式 桁行七間、梁間七間、一重、寄棟造、向拝三間、本瓦葺
時代区分 室町中期 年代 応永20年〜正長元年(14131428
指定年月日 1954.03.20 所有者 朝光寺
附指定 1954.03.20 厨子1基、厨子裏旧嵌板2枚
朝光寺は、法道仙人の創立と伝えられ、平安末期の文治五年(1189年)に現在地に移されたとされる。
室町期には赤松氏、江戸期には姫路藩主池田氏の保護を受けて繁栄する。現在、人里離れた山間の静かな森の中に、国宝本堂の他に、重要文化財の鐘楼などが残されている。
本堂は、和様に禅宗様を取り入れた室町期の典型的な折衷様式の密教寺院の遺構。


七間四方の正方形の堂で、寄棟造り本瓦葺き

現在の建物の建造の直接的な記録はないが、附指定の嵌板に室町初期の応永年間の仏壇造営記録銘があり、様式手法もこの時代に一致するので、室町初期に建造されたと考えられている。
正面四間の向拝は、文政12年(1829)の後補。


向拝の下の海老虹梁木鼻
柱の上の肘木と垂木の間に手挟が設けられている。
繋虹梁
礼堂(外陣
礼堂の大虹梁と、礼堂と内陣を仕切る格子戸

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