鶴林寺太子堂

所在地 兵庫県加古川市加古川町 種別 寺院
構造形式 桁行三間、梁間三間、正面一間通り庇付、一重、宝形造、庇葺きおろし、檜皮葺
時代区分 平安後期 年代 天永3年(1112)
指定年月日 1952.11.22 所有者 鶴林寺
鶴林寺については、本堂の項参照。
太子堂は、本来、西の常行堂と対をなす法華堂として、天永3年(1112)に建立されたものであり、法華堂建築としては最古のもの。東隅の板壁に聖徳太子像が描かれており、そこから太子堂と名付けられた。


一間四面堂の前面に孫庇を、一間幅で通り庇として設ける。
正面の南面と西面は殆ど蔀戸で、純和様。通り庇を設けた南面が正面であるが、当初は西面が正面であったと思われる。

内部は、身舎(もや)の四天柱を取り込んで須弥檀が造られている。

旧屋根板の墨書に天永三年(1112)の建立と記載されている。 南面の一間幅の通り庇。この南面川を一間幅で拡張して、庇が設けられたと考えられる。

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