大宝寺本堂
所 在 地 愛媛県松山市南江戸5-10-1 種 別 近世以前/寺院
構造形式 桁行三間、梁間四間、一重、寄棟造、本瓦葺
時代区分 鎌倉前期 年 代 鎌倉前期(1185-1274)
指定年月日 1953.03.31(昭和28.03.31) 所有者 大宝寺
附 指 定 厨子1基 棟札1枚
大宝寺は、大宝元年(701)に、伊予国司・越智玉興によって建立されたと伝わる。江戸時代には、松山藩主の祈願所となった。大宝寺本堂は、建立年代ははっきりしないが、愛媛県下では最も古い建築である。
文化庁の解説文を転記する。
「建立年代は不明であるが、形式手法は平安時代末期頃の特貭を現している。円柱に隅のみ舟肘木を用い勾配のゆるい軒及び垂木割のないことなどよく時代の特徴を示している。四國地方に於ては既に國宝に指定された知県豊樂寺藥師堂に次ぐ古い建築である。」


平安時代と鎌倉時代の様式が混在 屋根は寄棟造、本瓦葺


前面の建具は蔀戸、側面の扉は板唐戸 軒下は、二軒の疎垂木


<アクセス>
大宝寺は、JR松山駅の西方約700mの位置。国道195号線の南江戸3丁目の信号を西へ折れ、50m先を北へ曲がる。50m先の三叉路を左に進み、150m程で大宝寺に着く。寺の前に拝観者用の駐車場がある。しかし、周囲は住宅地で道が狭く、駐車場も小さいので、車は不便。南江戸3丁目の交差点のコンビニに車を置いて歩くのも手(5分もかからない)。(2011.05.18)

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