明王院本堂

所在地 広島県福山市草戸町 種別 寺院
構造形式 桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、向拝一間、本瓦葺
時代区分 鎌倉後期 年代 元応3年(1321)
指定年月日 1964.05.26 所有者 明王院
附指定 1962.06.21、1964.05.26 厨子1、棟札3
明王院は真言宗大覚寺派の古刹であり、大同2年(807)、弘法大師の開基と伝えられている。江戸時代に明王院と改称されて現在に至る。
本堂は、元応3年(1321)に建立。五間四方入母屋造であり、また和様に大仏様と禅宗様を取り入れた折衷様である。嘉暦2年(1327)の浄土寺本堂と殆ど同じ外観をしている。


内部の外陣は、輪垂木を並べたアーチ型の天井となっており、極めて珍しいとされている。






建物の大きさは、正面の桁行が五間、側面の梁間が五間。


妻飾は二重虹梁大瓶束 懸魚猪の目懸魚 軒下は二軒平行繁垂木 組物は出組 中備は間斗束

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