浄土寺多宝塔

所在地 広島県尾道市東久保町 種別 寺院
構造形式 三間多宝塔、本瓦葺
時代区分 鎌倉後期 年代 元徳元年(1329)
指定年月日 1953.03.31 所有者 浄土寺
附指定 1953.03.31 相輪内納入経巻類
浄土寺については、本堂の項参照。
多宝塔とは、塔身の下方が方形、上方が円形の二重塔であり、日本独特の塔。本来、空海が建てた金剛峰寺の大塔を小型にしたもので、他の多重の塔と違い、大日如来をまつる。
浄土寺多宝塔は、嘉暦3年(1328)に再建されたとされているが、文化庁のデータでは元徳元年(1329)となっている。


和様を用いながら、大仏様禅宗様を取り入れた様式であるとされる。


相輪 柱の上の組物出組みであり、組物間の備えは蟇股である。蟇股の内側には、牡丹唐草に蝶など精巧な彫刻が施されており、装飾性があふれている。
上層の基台となる亀腹は極めて大きく、安定感がある。 左・阿弥陀堂(重文)

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