浄土寺本堂
所在地 | 広島県尾道市東久保町 | 種別 | 寺院 |
構造形式 | 桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、向拝一間、本瓦葺 | ||
時代区分 | 鎌倉後期 | 年代 | 嘉暦2年(1327) |
指定年月日 | 1953.03.31 | 所有者 | 浄土寺 |
土地指定 | 1994.07.12 | 敷地内の山門・裏門間土塀を含む境内地、雑種地及び宅地「浄土寺境内地」 | |
附指定 | 1953.03.31 | 厨子1、棟札2、境内図2 | |
浄土寺は、推古24年(616)に聖徳太子により開基されたと伝えられる。嘉元4年(1306)、奈良西大寺の定証上人により伽藍が整備されるが、正中2年(1325)に罹災する。その後、嘉暦2年(1327)より、尾道の富豪、道性夫妻により再建される。建武3年(1336)には、足利尊氏が戦運挽回のために参篭し、以後足利氏の保護を受け、備後の代表大寺となる。 本堂の他、多宝塔(国宝)、阿弥陀堂(重文)、山門(重文)などの伽藍を擁し、また境内地全体が国宝本堂に追加指定されている。 本堂は、嘉暦2年(1327)に再建されたもの。内陣の須弥檀には本尊の木造十一面観音立像をまつる。 |
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建築様式は、和様を基本に大仏様が混ざった折衷様とされる。 内部の内陣と外陣は格子で仕切られ、内陣は和様、外陣は折衷様となっている。 |
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周囲の床縁には欄干が廻らされている。 | 柱の上の組物は、出組み。軒下は平行繁垂木。 | |
妻飾は二重虹梁大瓶束 懸魚は猪の目懸魚 | 向拝の蟇股 | |
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