出雲大社本殿

所在地 島根県簸川郡大社町大字杵築東 種別 神社
構造形式 大社造、檜皮葺
時代区分 江戸中期 年代 延享元年(1744)
指定年月日 1952.03.29 所有者 出雲大社
附指定 1952.03.29 内殿、棟札1
日本書紀によると、大国主命が国を天照に譲り渡すことを条件に、神として祀られたことに始まるとされる。出雲大社は、少なくとも7世紀以前からの日本最古の神社の一つである。
本殿は、大社造といわれる、切妻造妻入に千木と堅魚木を載せた様式。住吉大社本殿と同じ切妻造妻入であるが、住吉大社が中央に入り口を設けているのに対して、出雲大社では正面に向かって右寄りに入り口を設けるのが異なる。そしてこの入り口には、階段が設けてあり、また階隠(はしかくし)と呼ばれる階段を覆う庇が設けられている。
現在の本殿は、江戸時代の延享元年(1744)の式年遷宮時に建てられたものである。元来の様式を踏襲して古来の姿をよくとどめているとされる。


千木堅魚木

男神であるので、千木は縦切りの男千木
本殿の背面。

垣に囲まれているので、本殿の全体を見ることはできない。

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