醍醐寺薬師堂
所在地 | 京都府京都市伏見区醍醐醍醐山 | 種別 | 近世以前/寺院 |
構造形式 | 桁行五間、梁間四間、一重、入母屋造、檜皮葺 | ||
時代区分 | 平安後期 | 年代 | 保安2年(1121) |
指定年月日 | 1959.06.27 | 所有者 | 醍醐寺 |
醍醐寺についは、醍醐寺金堂の項を参照。 上醍醐にある薬師堂は、醍醐天皇の命で延喜7年(907)に創建された。現在の建物は保安2年(1121)に再建されたものであるが、上醍醐では最古の建築物である。 上醍醐で中心的な建物であり、国宝の薬師如来と日光・月光菩薩が納められいていたが、これらの薬師三尊像は、現在、下醍醐の霊宝館に保管されている。 文化庁の解説文:薬師堂は醍醐寺山上伽藍の主要堂宇で、保安二年(一一二一)に再建されたのが現在の堂である。 簡素な意匠であるが、蟇股や組物など平安時代の特色をあらわす。 この時代の数少ない遺構の一として貴重なものである。 |
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建物を支える基檀は自然石を積み上げた乱石積。正面は桁行五間。 |
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側面は梁間三間。 | 軒の下の備えは、簡素な平三斗と間斗束。 |