法界寺阿弥陀堂

所在地 京都府京都市伏見区日野西大道町 種別 近世以前/寺院
構造形式 桁行五間、梁間五間、一重もこし付、宝形造、檜皮葺
時代区分 鎌倉前期 年代 鎌倉前期
指定年月日 1951.06.09 所有者 法界寺
法界寺は、藤原北家のひとつ、日野氏の氏寺として、日野資業(すけなり)によって永承6年(1051)に建立された。当時は観音堂、五大堂など多くの堂塔が立ち並び、隆盛を誇ったが、承久3年(1221)の兵火で焼失し、現在は、本堂と阿弥陀堂を残すのみ。本堂の薬師堂に安置される薬師如来は、日野薬師、乳薬師として知られている。また法界寺は、親鸞聖人の生誕の地でもある。
阿弥陀堂は、浄土信仰が流行した平安時代に境内に多く建てられたが、承久の変(1221)の戦火により殆どが焼失した。現存する阿弥陀堂は、嘉禄2年(1226)に僧聖覚により再建されたと伝えられている。


身舎の周囲に裳階を廻らしているため、二重、七間に見えるが、一重、五間四方の宝形造である。


裳階の下は、一間の吹き抜けになっている。 軒の下の備えは、簡素な平三斗間斗束


頂部に宝珠をいただく宝形造檜皮葺

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