知恩院三門

所在地 京都府京都市東山区新橋通大和大路東入三丁目林下町 種別 近世以前/寺院
構造形式 五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺、
両山廊付山廊 各桁行三間、梁間二間、一重、切妻造、本瓦葺
時代区分 江戸前期 年代 元和7年(1621)
指定年月日 2002.05.23 所有者 知恩院
知恩院は,京都東山の山麓にある浄土宗総本山で,伽藍は勢至堂や御廟の建つ上段,本堂など中心建築の建つ中段,三門や塔頭が建ち並ぶ下段からなる。現存する最大の二階二重門である。
三門は,徳川秀忠が元和5年(1619)に建立を発意し,元和7年(1621)に完成し,造営に中井家支配の棟梁があたったことが知られる。(以上、文化庁の解説文をそのまま転載)


形式は五間三戸二階二重門で,左右に山廊が付く。構造細部は禅宗様を基調とし,二階内部は極彩色を施す。江戸時代初期における建築技術が最大に発揮され,高い完成度をもつ遺構のひとつとして位置づけられ,建築史上極めて高い価値が認められる。現存するうち最大の二階二重門で,かつ装飾も荘厳を極め,我が国の社会に広く影響を及ぼした浄土宗総本山の象徴として,深い文化史的意義を有している。(以上、文化庁の解説文をそのまま転載)


三門内の大虹梁 三門の右に付属する山廊

国宝建造物目次に戻る
前の頁に戻る                     次の頁に進む