音羽城

 所 在 地   滋賀県蒲生郡日野町音羽  別 名    ―
 遺 構   曲輪、空堀、土塁、井戸  形 式   平山城
 築 城 者   蒲生氏  築 城 年   平山城
 歴  史  蒲生秀綱のとき、あるいは貞秀のとき、築城されたと伝えられる。
大永2年(1522)から翌年にかけての、蒲生氏一族間の争い際、城主・蒲生秀紀が五百の兵で籠城した。籠城8ヶ月という悲惨な戦いの後、寄せ手の叔父・蒲生高郷に降った。蒲生秀紀は音羽城を退去し、鎌掛(かいがけ)城に移るが、大永5年(1525)、蒲生高郷の刺客により毒殺される。
大永3年(1523)3月に、六角定頼の命により、破却されたとの記録が残る(「寺院雑用記」)。城割の記録としては最も古い。
歴 代 城 主 蒲生氏


本丸跡 空堀

現地案内板の図
         井戸の跡
大永8年(1523)の落城の前夜、城主蒲生秀紀の妻女が投身したという言い伝わりがあり、お方の井戸とも呼ばれる。また、城の南側に発見された抜け穴が通じているともいわれる。


<アクセス>
国道477号線の日野町音羽の交差点を南に折れて県道182号線に入り、1.2kmほどで音羽城の直下に到達する。音羽城の案内板がある左手の道を上がると、城跡のある公園に到着する。公園の駐車場に車を置くことができる。(2004.03.14)

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