国府尾城

所 在 地  島根県隠岐郡隠岐の島町下西 別 名  甲尾城
遺 構  曲輪 土塁 堀切 形 式  山城
築 城 者  隠岐氏 築 城 年  室町時代
歴 史 国府尾(こうの)城は、隠岐氏の居城。鎌倉時代初めに佐々木氏が平家討伐の功によって隠岐国の守護となり、以来、土着した佐々木氏の係累が隠岐氏を称したとされる。
戦国期の天文元年(1532)に、隠岐宗清は国府尾城を築いて、本拠を宮田(くんだ)城から移し、尼子氏の援軍を得て、都万氏を滅ぼし、隠岐を統一した。
隠岐氏は、永禄9年(1566)に尼子氏の月山富田城が落城する前に、毛利氏に属し、毛利氏の支配下に入った。
江戸時代、隠岐は松江藩の支配となり、国府尾城は廃城となった。
歴 代 城 主 隠岐氏


城山の山頂部の本丸
広い削平地であり、国府尾神社の社殿が建っている


国府尾城は城山(標高123.3m)の山頂部にある。本丸であろう削平地の背後に土塁と、堀切がみられる。またその背後に、柵で囲んで保護されている石群があるが、その正体や、城との関係は不明。


本丸の奥(東側)の堀切 本丸の奥の石群 正体不明


<アクセス>
隠岐の島・島後の西郷港フェリーターミナルを起点に、国道485号線を西に約1.5km、赤い西郷大橋への交差点の手前右側(山側)に国府尾神社の鳥居がある。この鳥居をくぐって、長い階段を登り切ると、社殿のある本丸に着く。(2011.11.03)

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