哲ちゃんのハチロク日記

第十三号
99/6/8発行

車検用セッティングとその効果

 5月26日、我が愛車が無事車検を終えて帰ってきました。

車検に向けての問題点は

(1)ライトの光軸がめちゃくちゃ狂っていて、しかも調整不可だった。
(2)車高が少し低かった。
(3)触媒は意図的に外していた。
(4)ロールバーが入っていて、下手したら乗車定員変更がいる。
(5)4.5AGでしかもハイカム。触媒付けても排ガス大丈夫?

というくらい?でした。もしかしたら他にもあったかもしれませんが、それほど問題ではなかったと思います。

 その他に、車検の直前に、車検とはあまり関係のない大きな問題があることが分かりました。日記11警告灯が点くが問題ないのでそのままにしていると書いたのですが、あれを読んだ方が、わざわざメールで「それはオルタネーターが死にかけている前兆ですよ」と教えて下さったのです。いやあ、本当にありがとうございます。そのまま知らずに走り続けていたら、間違い無くとんでもないところで止まっていたことでしょう。
オーバーホール(ブラシ交換)をするのが一番いいのですが、週末に長距離走らなくてはならなかったので(親と一緒に、嫁さんになる人の両親に挨拶してきました)、とりあえず、中古品と交換することで対処してもらいました。おかげさまで、確かに警告灯は点かなくなりました。
 またまたいい勉強になりました。もし、このような症状がでている人がいれば、早めにオルタネーターをオーバーホールしましょう。

 (1)(2)(3)については、調整もしくは取りつければなんとかなるのですが(といっても自分でやるとかなり面倒)、(4)は変更になるとすると少し面倒です。実際、な○わ陸運局では変更なしでは落ちちゃいました。

 そこで、変更が発生したときのことを考えて、○阪陸運局へ行ったらしいのですが(私のハチロクは○阪ナンバーです)、そこではなんと、ロールバーが入ったままで5名乗車で通っちゃいました(ちなみに斜行バーはとってます)。うーん、昔では考えられない!私は少なくとも4名への変更が必要だろうと思っていました。時代は変わりましたねえ。そういえば、去年ものすごく自信たっぷりに「ロールバーは後ろはええけど、前はあかんはずや!」って言ったひとがいましたっけ(日記第8号参照)。前は何の問題もありませんでした。

 (5)ですが、これはコンピューターで燃料を絞ったみたいです。コンピューターのディップスイッチが8個あって、それのON/OFFの組み合わせで燃料の濃さを調整できるのですが、私、今まで知らなかったことがあったのです。実は増量だけではなくて減量もできるってことを。ちなみに、増減無も選べるんですね。私はてっきり出来ないものだと思っていました。私がもらっていた説明書にはなかったですよぉ(このあと全部載っているのをもらいました)。いやあ、おかしいと思っていたんですよ。何を元に5%増量なのかなって。

  まあ、元々薄い4AG。私がこのコンピューターを買った時は、ヘッドチューンのみでノーマルインジェクターだったので、絞る必要はなかったのでしょう。
  というわけで、元々5%増量していたものを、5%減量まで絞って車検を受けたということでした。

  とりあえず、車検も無事終了。お金を払って、格安で買ったブレーキパッドが車に乗せてあるのを確認して(笑)帰ることにしました。
走り出してすぐ「おや?」何かが違うのです。妙に低回転時のアクセルに対するエンジンの反応が素直というか、あまりギクシャクしないのです。しかも、アイドリングも落ち着いていてエンストしないのです。空燃比でみると前と変わったような気はしないのですが、私の体が「前と違う!」と言っています。全体的に非常にスムーズ。
 駐車場に着くと車検証入れが無かったので、確認ついでにリボルバーへ電話をいれました。出てきたのはあのいつものおにいちゃん。

私「車なんかさわりました?点火時期とかスロポジとか」
おにいちゃん「いや別に。なんで?」
私「なんか妙にいい感じなんですよ」
おにいちゃん「ああ、そういえば、コンピューター薄くしたままやわ。」
私「それだけですか?」
おにいちゃん「そうやで。」

と言う訳です。
 空燃比で見るといつもとなんら変わりないように見えるのですが、コンピューターのセッティングを変えた事によって、明らかにエンジンのフィーリングが良くなっているのです。何が違うのかなあ。確かに踏んでいった時、高回転で空燃比的にも薄くなる傾向はあるのですが、下はじぇんじぇん分かりません。インジェクターの開き方が変わったせいか、もしかしたら、微妙に点火時期とかも変わっているのかな。そうそう、点火時期といえば2000rpmあたりで起こっていたノッキングも分からなくなりました。
  うーん、燃料は絞っているはずなのに不思議だ。やはりここは、点火時期も変わっていると勝手に決め付けておこう(笑)。
 燃料の点で言えば210ccインジェクターだから、低回転のことを考えると、全体的に絞って高回転をサブコンで補正するほうがいいのでしょう。
 空燃比をみながら高回転側をスーパーAFCで増量したら、・・・今結構いい感じです。それにしても、まさか車検用のセッティングで帰ってきて良くなっているとは。やっぱりいろいろ試してみないといけませんね。おかげさまでエンストの心配もなくなりました。
それにしても、これだけ体感できるほどフィーリングが変わるのだから、やはりそれぞれのパターンでMAPのどこを読んでいるのかが気になりますね。
 とりあえず、どのようなセッティングだといいかが分かるかもしれないので(全然分からないかもしれないけど)、今の空燃比のグラフでも作ってみようかな。今出来るのはこのくらいだし。いつもの様にぼちぼちやっていきます。

 それはそうと最近、あのタイプRピストン入りのハチロクを運転させてもらったり、私のハチロク対ミラージュのお約束中環加速対決をしたりと楽しいことがいっぱいありました。その辺は次回お話します。

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