哲ちゃんのハチロク日記
第十二号
カッ飛び野郎
５月２２日の土曜日、ハチロクを車検に出すためにショップへ行ってきました。
行っていきなりビックリ！店のレイアウトが変わっていたのも驚いたのですが、それよりも目に付いたのが、ウィンマックスのブレーキパッドが在庫処分で激安。３１番が１／３以下の値段！思わず前後セットで掴んで「車検の金に混ぜといて下さい。」と言っていました。どうせいつかは無くなるブレーキパッド。これで、当分安心です。まあ、前回のサーキット走行を教訓に、フロントはサーキットでは使わないですけど。
そして、帰りは乗せて帰ってくれるというので、いつものようにだらだら話をしていたのですが、「いつかは４連スロットルを入れたいんですよ。」と言うと、「４連を入れると、上がめっちゃ吹けるらしいでぇ。」という台詞が帰ってきました。
決まりやね！いつかは絶対に４連スロットルをいれるぞぉ〜！
また、だらだらと話をしていると、以前たまたま一緒の時間に店に来ていて、スーパーチャージャーキットの付いたハチロクを一緒に試乗した子がいたのですが、その子がどうも、会社帰りの私を見かけたという話になったのです。話を聞くと「全開で行ってしまったんですけど、あの人はいつも全開ですか？」とか言ってたらしいのです。「彼には誰も勝たれへんよ。」とかなんとか答えたと言ってました。をいをい、なんかそれじゃあ、俺がいつもカッ飛び野郎のバカみたいじゃん！！（半分当たってるかもしれない・・・）
カッ飛び野郎といえば、昔友達のＫＲ−１（カワサキの２ストロークバイク）をちょっとだけ運転させてもらったことがある（それまで５０ｃｃしか乗ったことが無かった。免許は・・・すいません、昔の話なので許して下さい。）のですが、帰ってきて友達の第一声が「カッ飛び野郎やなあ！初めて乗って全開したんは初めて見たわ。」でした。あの時、心に決めました。バイクは止めとこうと。だって、全開したとき狭まる視界の中で、あまりの気持ち良さに口元が笑ってたんですから。「俺がこれに乗ったらいつかは死ぬな。」と本気で思いました。とりあえず、何に乗っても一度は全開にしてみないと気が済まない性分なもんで・・・
そういえば、ミラージュのＭＩＶＥＣに乗ってる常連さんも、以前店の帰りに私の後を追っかけたらしいのですが、「中環（中央環状線）ですんごい勢いで３車線フルに使って行ってしまうんやもん。頑張って追いかけたけど、追いつかへんかった。ハチロクに追いつかへんかってショックやったわぁ」と言われていました。いやあ、あの時実は、めっちゃ速いカローラワゴンに追いかけられていると勘違いして、「カロゴンには負けられん！」と真剣に走っていたのです。すんません。別に今はいつでもどこでも全開をくれているわけでは決してありません。普通の人よりちょっとだけ踏んでいるだけです？！
ピットへ行くとピカピカの白黒ハチロクと、私のハチロクがリフトアップされていました。なんかこうやって見比べてみると、俺のは汚ねー。あったかくなってきたことだし、久しぶりに真剣に洗ってやらないといけないな。もう１台があまりにも綺麗なのでジロジロみていると、ショップのにいちゃんが「これ、お客さんが飯田章から買ったハチロクやで」と言いました。えっ？マジ？！「えっ？！あのビデオとかに出てくるすんごいやつですか？」と聞くと、「いや、普通のやで。」と返ってきました。ガクッ！あの飯田章さんから買った普通のハチロクらしいです。はい。
乗せて帰ってくれるにいちゃんは、帰るためにキャブのジェットを換えています。このエンジンはあのタイプＲのピストンが組み込まれていてカムも結構ドぎついやつが入っています。私を笑いながらブッ千切るために作ったそうです。しかし、セッティングに相当苦労しているそうで、ジェット交換は毎日の日課になっているようです。
さて、帰る準備ができました。帰りはどうもミラージュのにいちゃんとバトルになりそうな予感。ミラージュもフルクロスミッションを入れてスピードアップしているようです。
店をでていきなり「あかん、濃すぎるかも。」とボソっとにいちゃんがつぶやきました。そうなの？
直線に差し掛かって、「よっしゃ、いっちょ行ってみるか。」の言葉を合図にパアァァ〜〜ン！「おお、速い速い」と横で喜んでいると「あかん、こんなんじゃないねん。失敗や。」というお言葉。そう？結構速いと思うんですけど。中環に入りまた全開！パアァ〜〜ン、パアァ〜〜。「おお、速い速い！」でも横を見ると・・・余裕でミラージュが並んできていました。朝の方がフィーリングが良かったらしいです。まあ、こっちは３名乗車（私のもうすぐ嫁も乗ってました）だし次に期待！しかし今この中に私のハチロクが混ざると、置いていかれるかも。
それにしても・・・みんなカッ飛び野郎じゃん！！