7 予算はいくら(中国香港編)?
ビクトリアピーク近くの遊歩道で見つけた。南無阿弥陀仏。

中国に行く場合
ルートはいろいろ考えられます。飛行機で直接都市にはいる場合や
で入る場合や他国から陸路ではいる場合。ここでは僕がいつも使うルートでお話します。
香港経由
です。なぜ香港からかと言うと、なによりも中国ビザ安く!長く!とれるに尽きます。
短期でいく方は直接大陸の都市などに入っても問題無いですが、
2,3ヶ月という
中期で考えるとこちらのほうが良いと思われます。理由は詳しく後ほどでお話します。

香港へは?
航空券3万−4万。格安航空券でこれくらいでしょうか、
距離は短いですが(日本から
4時間くらい)バンコク(日本から6時間)と値段はそんなに変わりません。
FIX
でこの値段です。OPENはあまり聞きませんがあったとしても高いと思います。
片道は
捨てる覚悟でGO。)

ホテル代1000円-3000円/一泊。香港のホテルは高いです。日本と変わらないです。
この値段(1000円)ではバンコクの150円位のドミトリーと同じレベル。
ホットシャワー、トイレ共同のドミトリーでこの値段です。
2000円でシングル3000円でツインでしょうか。
それでもシャワートイレは
共同です。香港は土地が狭いので仕方が無いのかもしれません。
有名なのがネイザンロードの18階建ての
雑居ビルに100以上の安宿がひしめき合い、
数々の
小説、映画の題材ともなった重慶(チョンキン)大厦(マンション)ですが、
僕は泊まったことが無いのでホテルの内容については割愛しますね。
空港から市内行きのバスに乗ってチョンキン前のバス停で降りる
(隣にはインペリアル・ホリディイン・ハイアットリージェンシー、シェラトンとそうそうたる有名ホテルが立ち並ぶ。
香港の
超一等地である。)とインド・ネパール・パキスタン系、中国系の一癖も二癖もある
客引きがうようよとあなたに声をかけてくることでしょう。その客引きに着いて行くもよし、
自らでガイドブックを頼りに
インドの雰囲気漂うチョンキンマンションに入って探しても良し。
隣の
美麗都大厦(ミラドールマンション)にも同料金の安宿があり、そちらに連れていかれる事もあります。
僕はミラドールの
九龍大旅館(クーロンホテル)に泊まりました。
13F(実際は14F。香港は旧英領なのでGFから数えるため)にあるこの宿の値段は、
なんと!ドミトリーは
エアコン・冷蔵庫付きで840円(60HK$)です。
縦長の
大部屋2段ベットがあり、中は禁煙。すぐ横にはバルコニーがあり
そこで煙草を吸ったり近くのコンビニで買ってきたビールで宴会したりします。
日本人比率は比較的高いです。
が、
3−4割西洋人バックパッカーです。トイレシャワー共同のツインで1960円(140HK$)です。
ただ、隣にオーナーの
息子らしい人物の部屋があり、僕がツインに泊まったときは隣で香港POPSをシャウトしてました。
歌はまぁまぁ上手かったように思います。微妙にうるさいですが(^^)オーナーの
李おばさん上海出身です。
僕は最初に仲良くなって
50HK$で泊めてもらいました。中国語で話しかけたのが良かったようです。
あと、
上海街(地下鉄MRT・佐敦(ジョーダン)を降りて早朝の太極拳で有名な九龍公園を左手に進みます。)に
日本人宿の
ラッキーハウスがあります。3年前でドミトリーで80HK$でした。
僕の初海外初宿泊となった
思い出の安宿なんですが、60HK$でエアコン付きで交通至便なところに泊まれるので
もう行かなくなってしまいました。この前ちらっと様子を見に友人と行ったのですが雰囲気は相変わらず「いい感じ(^^)」です。
濃い〜空気が漂っています。こちらも大部屋に2段ベット、シャワートイレ共同です。冷蔵庫も使えます。
コンビニでジュースやビールをを買ってきて置いておけます。
日本の
マンガもたくさん置いてあるのもここを選ぶポイントかもしれません。
しかし、なによりもここを常宿にしている方たちが濃いので
面白さを求めるならココかもしれませんね。
僕の旅の
原点はここにあるので。)

食費1000円-3000円/一日。香港は言うまでもなく食文化の中心です。
中国全土からの
食材、料理人が集まります。飲茶(ヤムチャ)などもそこいらで気軽に楽しめます。
僕も行ったことありますが、詳しい値段を忘れてしまいました。恐らく
500-1000円くらいだったと思います。
朝、飲茶の垂れ幕や看板を掲げている店に行くと中に通され、席に座ります。
相席の場合があります。
でも、
大きな円卓なので気にせずに!まずはお茶の種類を聞いてくるかもしれません。
僕は
プーアル茶が好きなのでそれを頼みました。点心は小姐(ウエイトレス)がワゴンに積んで
テーブルにやってきます。
4,5種類の点心が載っているので好きなものをとりましょう。
入らなかったら「
不要!プーヤオ。北京語です。広東語はなんてゆうのか知りませんが、
香港でも北京語はほぼ通じます。)」と言いましょう。いろんな点心を載せたワゴンは他にもたくさんあるのですから。
品物を取るとウエイトレスがテーブルに置かれている
注文表チェックを入れていってくれます。
急須
に入ったお茶がなくなったら、その蓋を少しずらしておきましょう。
香港ではそれが
お茶のお代わりの合図です。で、入れてくれたらテーブルに中指と人差し指を添えて
「トントン」と2回軽くたたきましょう。それは「謝謝」を意味します。これは広東だけの文化なのかもしれません、
雲南省や四川省でやっても「???」って感じでした(^^)。
お勘定の際には「マイタン!」と言いましょう。
広東語でお勘定です。北京語では
「結帳(ジエジャン)」です。どちらも通じます。
ただこの「マイタン」は大陸に行っても通じますので、ココで練習しておくのもよいかもね。

弁当屋や食堂
もホント至る所にあります。これでもかっ!ってゆうくらいに。朝メシ昼メシ晩メシと
「早餐(晨餐)」「中餐」「晩餐」
と書いてあります。「自助餐」と言うのはセルフサービスで好きなものを選ぶ形式です。
弁当もよく利用しました。僕はいつも
「楊州炒飯(ヤンジョウチャオファン)」という五目チャーハンを食べていました。
252円(18HK$)くらいでしょうか。ファーストフードもたくさんあります。
マクドナルドも吉野家も
コンビニ(7-11など)もあります。この前行った時になんと「おにぎり」を発見!
中国人は基本的に
冷や飯は食べません。それは失礼にあたるからで、「冷や飯」=「刑務所の飯」だからです。
で、香港(実際は広東省ですが)在住の方とコンビニでそれを見たときは狂喜乱舞しました。
ただ、残念ながら
「酢飯」でした。寿司にぎりみたいで、おにぎりと言うかなんと言うか・・微妙でした。
行かれた方はもし見つけられたら食べてみてください。)

交通費(香港市内は地下鉄MRTでほぼ行けます。56-112円(4HK$−8HK$)だったように思えますが、
詳しくは忘れてしましました。でも、それくらいです。あと、行ったらどうしても乗って欲しいのが
「スターフェリー」九龍(クーロン)半島と香港島を結ぶこのフェリーは28円(2HK$)くらいです。
10分くらいの短い距離ですが、香港のすばらしい高層建築と天然の良港といわれる香港港を満喫できます。
特に
夕暮れや夜ではすばらしい夜景が楽しめます。夜景は有名なのが香港島中環(チョンウェン。英名セントラル)から
トラム
にのりビクトリアピークから眺めるものです。ものすごく急な坂を一気に上っていきます。
眼下にはどんどん小さくなって行く香港の高層ビル街が見渡せます。香港は
霧も多いので
行けば必ずいい夜景が見えるものではありません。
空模様を見てGO!もうひとつお薦めなのが、
クーロンサイドからの夜景。
新世界中心(ニューワールドセンター)というショッピングコンプレックスが半島の先にあります。
ネイザンロードをまっすぐ
海側に突き当たったあたりです。そこは海の見える公園になっていて
(神戸で言えば
メリケンパークのようなもの)、海を挟んだ向こうにはセントラルの超高層ビル群が見えます。
ビクトリアピークが観光客のものであれば、こちらは
地元の人の憩いの場所です。すごく綺麗に見えますよ。
また早朝に行って朝焼けの香港港に浮かぶ船とか見てたら
うっとり来ます(^^)。僕は行ってませんが、
友人がネイザンにある高層ホテルの
ラウンジただで入れるらしい)から見るのがサイコーって言ってました。
確かにそうかもしれません。次回チャレンジしてみようと思います。)

さてさて、肝心の
中国ビザの話です。
なによりも香港では
3ヶ月ビザが取れるところに注目です。日本で取ったり、
船中(神戸から天津や上海に3泊4日で向かう船)で取ったりすると1ヶ月ビザが1万円します。
香港では
香港査証弁事処でも1ヶ月シングル100HK$ダブル150HK$、
3ヶ月シングル150HK$ダブル180HK$で取れます(2年前の情報。現在は変わっているかもしれません。)。
が、そこらの
旅行代理店でもとれます。代理店によって値段が違いますが、
上記値段よりは20−30HK$安いです。いつもミラドールの近所の
東瑛大厦にある
ダイナスティトラベル
(時代旅行社かな?)で頼んでますが、
香港在住の方に言わせると
「パンダバス(日系旅行社)」が一番安いみたいです。
6ヶ月マルチビザも格安で取れます。長期で行かれる方は意外だと思いますがこちらにも当たってみてください。
ツアーは激高ですが、
ビザは安いみたいですね。僕はビザを取ってからこの情報を聞いたのでとても残念でした。
尚、中国での
ビザの延長もできます。それについては次回お話しますね。

かなり
脱線気味ですが(^^)ここで香港に行って帰ってでまとめます。
4泊5日で、航空券4万+宿代5000円+食費1万円+雑費2万円で75000円で行けますが、
はっきり言って
香港のみならツアーで行きましょう!そのほうが安く上がります。
航空券とホテルのみの自由行動プランで。宿が天地ほどの差がつきます。ほぼ同じ値段で。
このページの宿情報はあくまでも
中国へ入るステップとしての香港情報です。

■香港個人旅行のお薦め本

香港 マカオ 〈’02〜’03〉 地球の歩き方
マニアックな情報と言うよりもショッピング・観光中心です。
香港の有名どころは網羅しています
長期滞在にも
意外と使えるこの一品。旨そうな料理が目白押しです^^

cover
深夜特急〈1〉香港・マカオ
先ほども紹介しましたが、やっぱ香港と言えばこの本。
旅人のバイブルとも言うべきこの一巻!
はまるでー^^読んだらチョンキンマンション行きたくなるで^^
あそこはお洒落さとは一線を画した、亜空間です。


香港電脳オタクマーケット
クーロン黒澤氏の暗黒香港。今やさらに暗黒にもぐった
コピーマーケット。当時はまだまだオープンだったのね^^

人とは違う香港を見たい人はココで調べてGO!


旅の指さし会話帳 香港

買うべし!可愛い絵ですぐに友達になれるよ。
広東語は発音難しいので、筆談かコレを使ってね。

PHOTO:香港 ビクトリアピークの散歩道 1香港ドル=14円 
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