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加工されるのを待っている丸太
(これはカラマツだったかな) |
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桟積みされ天日乾燥している板。
(木裏を上にしている) |
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人工乾燥に使用している釜。中温乾燥だそうです。
40年以上前にレンガを積んで造った釜。
燃料は木材です。
製造過程ででた木くずや端材も使用しています。
今でいえば、無駄のないリサイクルですね。
白鳥林工さんでは、人工乾燥と天然乾燥を併用した、
自然な乾燥を目指しています。 |
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2004年9月11〜12日、岐阜へ長良杉を見に行くツアーに参加しました。
白鳥林工の美谷添氏に色々なお話を伺いながら、製材所、山、そして嬉しいことに観光案内までしていただきました。
山を守り、木を育て、それを伐採し、乾燥させ製材する様子を見ていると、いつもながらその手間と苦労とには感心させられます。
林業に携わっている職人さんの高齢化が懸念されています。若い後継者を育て、山を守り林業を活性化するには、我々建築に携わっている人間が、「もっと国産材を使っていかないと」と常々思っています。
そのためには、お施主様である「住まい手」の方々にも木の良さを理解していただき、手間のかかる分、余裕のある工期で「家づくり」をしていただきたいと思っているのですが・・・・。
「木の家づくり」は、木を育てるところから始まっていると思います。木を1本1本乾燥させ、製材し、仕口の加工を行う。 手間のかかる作業ですが、大工さんの手で一つ一つ出来上がっていく様子は、「木の家」ならではの面白さだと思います。
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