オリジナルの心地よさをつくる























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K.ASADA ARCHITECT & ASSOCIATES
 
私たちの考え方

■住宅の設計で一番大切にしていること


土地の持つ力を読み、住まい手の思いをよく聞くことを大切にしています。先入観を捨て、原点に戻りながら、様々な要素の中から住まい手の思い、生活観(ライフスタイル)を考慮し、何がより良い選択かを思考します。単なる機械的解決ではなく、自然との係わりを大切にしながら、その空間で家族が生き生きとし、幸福を感じる豊かで大らかな器を創ることを心掛けています。

■住宅についての考え、デザインの特色

「家」は、家族の営みや人生を優しく見守る器でありたい。そして、家族同士が家族としてデレデレし合える空間でありたいと考えています。そのための生活の器は、大らかでシンプルなものがよいと思います。まず、基本性能をしっかりすることが大切です。その上で、昔からの長い年月の中で積み上げられてきた自然の素材(土・木・紙・・・)を生かしながら、肌触りのよい建築、強い構造体、素材が持つ美と機能性、自然を取り込んだ生命力と存在感にあふれる建築、休日でも家族がその空間に居たいと思える心地よい「生活の核」となる場のある家、流行に流されず、時とともに歳を重ねていける息の長い(ロングライフデザインの)家・建築を目指しています。

■リノベーションについて

一般的にはリフォームといわれていますが、正しくは“リノベーション”です。生活環境や利用目的の変化に伴う様々な要素を取り出し、再構築することで、決められた器の中でより質の高い空間を具体化していく作業です。十分に利用されなくなった建築に、再び血を通わせ蘇らせる作業と考えます。

■「」について −オール電化について−

私の中には、家の中に1ヶ所ぐらい「火」があった方がいいという考えがあります。昔から人間は火を中心とした生活をしてきました。「火」はなぜかほっとするし、中心性みたいなものがあると思います。人間と他の動物の違いは、「火」を扱うかどうかにあります。オール電化を完全否定する訳ではありませんが、台所に火があることは大切なことではないかと思います。暖炉があれば理想的ですが、せめて台所ぐらいは「火」を残したい。電磁調理器には電磁波の問題もあり危惧するところですが、何よりオール電化で「火」を知らずに育つ子供なんて、将来が恐ろしい気がします。

■興味のある分野

伝統的木組みを活かした住宅
病院・福祉施設等の経験を活かした医院併用住宅、店舗等併用住宅
一戸建て感覚の共同住宅
自然素材住宅
古民家・町家再生(リノベーション)、転用(コンバージョン)