古物文具2 

 

京セラ・セラミックの単物ボールペン。

 

芯軸はC-305ノ0.5mmが装着されている。

金銀メッキ仕様の派手で存在感のある

オールドタイプ。

 

止めピンは錆が出ていて商品価値はなさそう。

記念品用途などに市場を確保している模様。

 これはパイロットのスーパー100。

 

 14Kの廉価版万年筆でかなり使われた様子。

インク吸引部はゴムが劣化脱落し

全く使用不能。

吸入器差し込み部のみを残し、金属鞘などは除去。

取付部をヤスリで削って最新コンバーターをはめ込み。

取敢えず換装し吸入動作を確認。

 

ペン軸組み付け時に雑な扱いをしたためかフロー不良。

幸いにもドクター川口のペンクリニックがあったので

調整をお願いした結果、完璧な書き味の

万年筆に仕上がった。

 

これはモンブランNo.32のボルドー色タイプ。

 

書き味はさすがに素晴らしいものがある。

 

ブラックの標準品は一本あるが

吸入操作回転部にインク漏れがあり

これについても同系なのでやや不安。

 

入手した時は内側のねじ部分が固着して

キャップが空回りして取れない状態だった。

一度増し締めしてから緩めると

綺麗に外れた。ニブも分解清掃。

 

ルイ・ヴィトンのビンテージ万年筆。

 

タイプは「ドック・ラック」と言うもので

緑色やら革巻きタイプやらが散見される。

豪華絢爛、重厚な作りで

社長様などが契約書類の署名専用に使うとか。

キャップ構造に遊びが少ない欠陥があり、

内側ケースをしっかり締め、

ペン軸も奥まで差し込んでおかないと

ペン先がキャップの天井にあたって

曲がってしまう。カートリッジだったので

ペリカンのコンバータに換装、無事装着動作。