《 故事来歴 


 昔々、第1世代の8ビットPCキットの時代は眺めるだけに留まり、セット商品化PCになっ たFM-7(富士通)から首を突っ込んだ。沖電気のIF800が会社に導入されていたりしてPCの理解と初級プログラミングの面白さを実感し、ブロック崩しやインベーダーゲームが出てきた頃のお話。このFM-7のオープニングデモにインヴェンションの一曲が使われていて新鮮な共感を覚えたもの。ミュージックソフトを入力し、裏ロム起動にしたりして、半音階的幻想曲を入力しかけて途中挫折してみたり、外付けFDDを増設したりしながら、PCの未来は6809/OS-09にあると確信していたのだが・・・。

 16ビット世代になると業務ワープロ用途が主で大勢順応派として9801VXに40MBのハードディスク、3.5インチFDD等を外付け。あとドットインパクトラインプリンターの騒々しさに閉口しながらBASICによるグラフ作成ソフト制作、Niftyパソコン通信の「草の根情報」交換などを楽しむ。DOS-BASICコンパイリングの末期にはハレー彗星出現予測プログラムを移植して、緯度経度のパラメータを入力しては、夜明けに双眼鏡を片手に出かけたこと等も懐かしい事柄のひとつ。ゲームはロードランナー等で遊ぶ。このころのゲームは「ゼビウス」とか「信長の野望」とか、5インチFDDのA:にアプリをいれてB:にデータファイルを入れて走らすと言うパターン。 OSがWindowsの世界に変わった際はVer3.1ではマックには及ばずやり過ごし、FDDが十数枚パックになっているのを見て唖然としたり。

 その後、Win95標準マシンに着目し三菱のアプリコットを購入。これは第1世代でpentium133MHz、それにキャッシュ256KB、メモリ16MBを別途追加し、設置時にメモリを飛ばしたり交換品が不備だったりして販売店、メーカーとやり取りの一悶着も今は昔の物語。初めて見るBIOS画面に恐怖したりOSの不自由さと便利さの落差に一喜一憂しながらも何とかセッティング。サポート体制とオタクユーザーの常軌を逸したやり取りがマスコミネタになったりしたのもこの頃。(これが究極化したのが例の東芝HP騒動)。「これからは画像とサウンドの時代」との判断でCRT、スピーカーに実力のあるメーカーを選んだのだが、あっさりPC部門から撤退してしまった。あとから考えてみれば音質はスピーカーよりもサウンドカードの問題だし、画像もモニターよりグラフィックカードの問題でPC本体能力は二の次と理解した。 このPCはグラフィックボード、HDD、サウンドカードを増設したり電源更新までしたりして楽しんだのだが、実に堅実な構成になっていてなかなか良心的なマシンだったと思う。

 インターネットが一般化してきたとは言えPCの使用はもっぱらMS-Office主体だった。そうこうするうちにWin98がリリースされ、ハード環境のアップグレードがどうのと言っている間に2000年問題がクローズアップ。会社のPCがoffice2000/Win98に更新されるのに呼応して、更新計画に本腰を入れた。当時はすでに高価なメーカー製PCを購入する時代では なくなり、廉価アッセンブリが拡がりつつあった頃で、思いはあったもののHDDの交換すらおぼつかなく、ゼロから自作の根性もなし。しかし世の中、何がどう展開するかはわからないもので悪友の一人から自作の道を指南される。今はベアボーン等が最もコストパフォーマンスが良い時代にはなっているものの一号機はなんとか以下のような仕様でスタートするに至った。その後、実質完全自作の二号機でひとまずハードに触る事を止めてPentium4世代は傍観し、汎用ソフトでの実使用に徹していたのだけれど昨今のWeb画面の高度化に抗しきれなくなり、またぞろ自作再開を試みる。必要スペックは予想通り映像と音が主体になって、さらにそこに通信機能が加わりこれらの面では相当なレベルアップでゲームの世界などはまさに隔世の感。とは言え、いずれにしてもバーチャルの虚構世界で有害無益な画像やメールの山には嫌気がさしつつもYouTubeなどの世界にはなかなか有意義な内容ありとのことでそれらに対応するハード拡充を目指しマルチコアCPUに手を出し始める 。

 バブルが崩壊してOS・ソフトとPC性能のいたちごっこも、ついて行くユーザーが激減して今や価格と労力の面では廉価版メーカーセットが最良であることに疑いは無 くなった。そんな中で「中古パーツPC組立道楽」として世代落ちの中古パーツを物色して、動作性の博打的可否やさまざまな関連情報やドライバー、ファームウェアなどを探し回ったりする骨董品の謎解きのような他では得がたい楽しさと、PCトラブル時での対応即効性がかろうじてメリットかな等と考えつつ地雷原のPCを組み立てる。

 個人HPやPC組立てなどを趣味とする風潮はもはや完全に消え失せた感がある。Net上での情報交換助け合いも「釣り記事」に侵食されてこの分野も潮時かなと思っていた矢先、WXPのサポート終了を受けて会社のPCが更新され旧型機 がお下がりとなった。適当に遊んでいるうちにまた病が再発して自作PCもWXPからW7への移行を兼ねてハードも触ってみたくなった次第。P5Bボードなんかが未だに中古市場で良い値がついていたりしてiCoreには手を出さぬままこの趣味も収束するような気もするしゲームに嵌らなければハード環境はこのあたりで十分な感じ となった。

 しかしながら最近になって我がPC群主力のP5Bシリーズマザボが次々に起動不能になってきた。グラボなどはWin10の陰謀説もあったりするが基幹インフラであるマザーボードが破綻ということ になるとOS-BIOSからの全面的再構築となる。 マザボ上に並ぶコンデンサを見てみると各所で頭部が膨れ上がっている。組み立てPC最初のBF6事件の再来とも言える状況ではあるが、今やスマホ全盛、新入社員 の中にはPCを使えない者もいる昨今、自作デスクトップPCなどは大艦巨砲主義の遺物としてコアゲーマー御用達でしかなくなっておりそれもiCore第9世代とかが標準になってるらしい。そんな中で初期世代iCoreで再挑戦させられることとなった。


 

7号機(恵安)775

 名 称 

品 名、規 格 

備 考 

その他

メーカー

筐体

CF-1829

 ミドルタワー

  恵安

電源

 DR-8400BTX

ATX Riv: 

 400W

HORNET 

マザーボード

G31-M7TE

mATX

G31/ICH7

Biostar

CPU

Core2 Duo E4300

 Socket775

1.80GHz 

INTEL

メモリー

 D2U800CQ-2GL5J

2GB

PC2-6400

CFD-Elixir 

Video Card

GF P95GT/512D3

GF9500GT

GDDR3 512MB

Galaxy

LAN Card

 RTL8102EL 

10/100

on board

 Realtek

Sound Card

SE-150PCI

WAVIO

VIA Envy24HT

ONKYO

キーボード

ロジクール200

USB接続

型番: iK-21WH

Logicool

マウス

MA-LS52DS

800C/I

レーザーマウス

SANWA

FDD

3.5inch

2-モード

 

NEC

HDD(master)

 ST3320613AS

320GB 7200rpm

SATA

Seagate

DVD-ROM

DVR-A16J-SV

    ATAPI , x20

FW;1.10

パイオニア

スピーカー

DS-34BmkII

30W+30W/8Ω

3way

三菱電機

ディスプレイ

AD-195VW

液晶ディスプレイ

19インチ 

 I/Oデータ

 

 

  変換機能が向上したと言うIME2010を使いたくなってOffice2003に乗り換えて、ついでにFrontpage2003も入れてみたが、さすがに色々と機能が充実してきている。既に次世代へ移っているようだがアップロードはFFFTPのほうが無難との意見も散見するが、動かしてみるとコマンド類の英語表示はさておいて基本的に問題無く動作するようなので暫くこちらを主導に切り替えて試用してみるつもり。いずれにしてもこのあたりのヴァージョンで実作業には差し支えないし、ハードへの負担をかけてソフト更新する意味も今は感じられない。(2012/04/15)

 

  とりあえずセッティングしたけれど、メール送信でエラーが出るところがどうしてもクリアできずちょっと癪の種。「Outbound Port25 Blocking」対応でポート25番から587番(Submissionポート)設定変更でもつながらずネットワークドライバもやり直したが埒が明かず、メーラーの問題でもなさそうなのでBIOS設定かハードの不良なのかも、とにかくメールを復旧させることとして送信履歴データなどを順番に調べていたら、送信できた形跡がひとつ見つかった。と言う事は、物理的接触不良の可能性が出て、中古ボードならではのことかとLANコネクタ部分をブロワで清掃し、接点賦活剤を塗布して再度トライしたところ、ものの見事に開通し、一件落着でめでたしめでたし。(2012/2/12)

 自作派の一人から旧式パーツを引き取らないかの打診があり、久しくマシン弄りから遠ざかっていたせいもあってOKしてみた。最近は型落ち中古パーツも安いわけでもなく、作業もルーチン化していたけれど電源が80mmファンの爆音タイプと聞いて、これは遊べるかもしれないと飛びついてみた次第。廉価版筐体付属品の往年の動物電源で中はスカスカ、120mmファンが取り付く余地が十分あるしケース素材も極薄の鉄板で加工も容易そうだがパソコン組立てに、まず金属用糸鋸やら電気ドリルやら半田鏝でスタートするのは初めての体験だしコネクタピンソケットの交換なども久しぶりの手作業。電源ケースの上板を取り外して真ん中をくりぬき、取付ける120mmファンユニットの一角もスイッチ類があたるので一部を欠き取る。ファンは以前にパンクしたScythe地雷品から引き移しで、80mmファン(S8025M)を除去したリード線にハンダ付け、メーカー保証を失って堂々の静音タイプ電源の完成。PC本体の基本部材は3号機を用いて中身を総入替え。CPUのE8400など、流石に他のパーツは生きの良いものを提供してくれてなかなかのスペックに仕上がった。むしろソフトインストールのほうadobeDLIntelサポートは覚えていたがOffice2KのアップデートやWXP版Liveメールなどの手順を忘れていたり、OSアップデートでレジストリクリーニングを後回しにして手間を取ったり、結構ルーチンも忘却の彼方になっていた。(2012/1/28)


 

6号機( 淳Legacy)「ソケットAM2」

 名 称 

品 名、規 格 

備 考 

その他

メーカー

筐体

内容不詳

 ミドルタワー

2001年頃の品

 

電源

NE550C

ATX Riv:2.01 

 550W

 ANTEC

マザーボード

GA-MA780G-UD3H

AMD780G/SB700

5200/2000MT/s

GIGABYTE

CPU

AthlonUX4 640

 3.0GHz、1Mx2

AM3,95W

AMD

メモリー

PulsarDCDDR2他

6GB

 PC2-6400

UMAX 

Video Card

GV-R485ZL-512H

HD4850

512MB

GIGABYTE

Sound Card

SE-200PCI LTD

WAVIO

VIA Envy24MT

ONKYO

LAN Card

Realtek 8111CP

10/100/1000 Mb

on board

 Realtek

キーボード

ロジクール200

USB接続

型番: iK-21WH

Logicool

マウス

Wireless  Mouse

M325

光学マウス

Logicool

FDD

3.5inch

2-モード

 

NEC

HDD(master)

 ST3320613AS

320GB 7200rpm

SATA

Seagate

BRD-ROM

CH12NS28

    SATA ;Rev2.5

FW:1.00

LG電子

スピーカー

DS-34BmkII

30W+30W/8Ω

3way

三菱電機

ディスプレイ

MDT221WTF

21.5インチ

 LCD-TV

三菱電機

 

 何か動作が不安定になって突如機能停止。電源ファンは回転しているのでマザボ昇天かと疑いつつ内部を見ると マザボのCPU固定フレームの樹脂が割れてクーラーユニットがはずれてもろとも宙ぶらりんの状態。交換パーツなどあるはずもなく、割れたクーラー固定部分をねじ止めにて補う 補完修理を敢行。CPUが昇天しているようなのでこの際と電力食いではあるが95WのADX640に 格上げ換装。スイッチONしてみるとBIOSブザーが電力不足警告の悲鳴を上げたので、電源容量の不足と踏んで電源も550W級に格上げ交換して再稼動、どうやら無事に現役復帰 を果たした。世はIcore時代と言うのにお疲れ様である。(2017/4/26)

ノートパソコンを弄った後でこちらのマシンも再度見直してみた。CPUのBE2400は非常に気に入っていたのだけれどAM3なども装着してみたくなって250の中古品を入手。大して廉価になっている訳でもないのにCPUのみでクーラーセットも無し。45Wから65Wになるのでとりあえず冷却ファンを90mmクラスに増強しようと70/90アダプタを探したが行きつけの店には見当たらず、しかも全般に変換アダプタ価格がやけに高くなっていて足元を見られたようで、それならばと直接装着をトライ。幸いなことにBE2400クーラーのフィンブロックの上にはプラスチックのファン装着フレームがあるのでそこのネジ穴から直接90mmファンのケース枠にタッピングして見た。ネジ頭が少し邪魔になって装着は完全ではないものの問題なく組み付けることができて、動作チェックではパフォマンスはしっかり改善されている上に、画面切り替わり速度はもとよりサウンドの音質が向上している気がする。(2012/10/14)

 最近になって他から入手するデータがOffice2003やら2007やら下位互換性の無いものが増えるのに対応すべくMicroSoftを探していたら互換パックに行き当たりDLしてみた次第。(2011/12/20)

 部屋を片付けていたら10年前に一号機で遊んだジョイスティックが出てきたので、当時購入した飛行ゲームソフトを入れて使ってみた。当時は画像や動きに限界があってしばらくして飽きてしまい、飛行技法の一つであるインメルマン・ターンの習熟なんかに熱中していたものだったが、今回久し振りに操作してみると画質も動作もまるで別世界になっていてPC性能の進展に改めて恐れ入ってしまった。またこのソフトもマニア向けのロングセラーだったようでFlightSIMSIMviationなどの魅力的なサイトに様々な機体やシナリーなどがまだ公開されていて、なかでもABSquadサイトは勝ち組アメリカで不愉快ではあるが正に宝の山のような状態。日本のサイトにも数多くのミッションやパーツデータなどが公開されていて、それらのアドオンをインストールすると画面も非常に見応えのあるものに変わって行く。気に入った飛行機を操って好きな所でひと時の空のお遊びもまた乙なもので、こうしたコンバットもので無くともフライトシムでは、地上の景色や気象状況も非常にリアルなものとなっている様子。シムソフト自体もそんなに高価のものでもなく、またよろしくない方向へ進みそうな予感。(2010/6/13)

 グラフィックカードHD3650の品質にそろそろ限界を感じて、あれこれ物色していたところHD4850が出ていたので試してみた。5号機に合わせた訳ではないけれど、これもgigabyte製品でマザボードとの相性も良かろうと早速ATIのドライバ類を再更新しながらインストールしてみたところ、以前の再起動っぽい動作はまったく無くなって動作もすっきりしたものになった。Video@BIOSなどもインストールし、BIOSをF1からF2に更新してみたり、CCCで画面表示をあれこれいじってなかなか楽しいひと時となった。何よりもこのボードにはHDMI出力変換アダプタが付属していて、現行ディスプレーのほうにはDVI以外に二つのHDMIポートが装備されているので5号機、6号機の画面表示兼用化がケーブルの抜差し無しで可能になったことが最大の収穫。何よりもDVIとHDMIが変換可能なことを失念していたのはまことに迂闊ではあった。PowerDVD10の方はようやくパッチが出て、超低速サイトから延々とDLして充ててみたのだが一部のリピート不具合は相変わらずだった。しかしながらPowerDVD7では素直に再生され、そのあとDVD10で再生すると不具合無く進む現象に気がついて、動作設定を色々診ていた所、スタート設定で目次部分を通すことで正常再生されることがわかってメデタシ、メデタシのはず。(2010/5/16)

  4号機、5号機でIntelデュアルコアPCを組み立てながらAMDに目を向けないのも片手落ちなのでひとつトライしてみた。基本は2年前の新鋭機SPECの線でGigabyteを物色していたところAMDチップセットの新しそうながら、はぐれ者風なボードがあったので取り敢えず入手。対応CPUはマルチコアを大体カバーしているようで何でも良かったのだが例によってささやかなタイプを選定し、久しぶりに光学ドライブに予算を配分してみた(と言ってもATAPIなのだが)。グラフィックは5号機で使ったRadeonを再起用し、サウンドカードもSE150を流用しつつ、メモリーはUMAXの面白そうなものがあったので一枚物を導入。サウンドのほうは相対比較の結果、うちのオーディオシステムではSE200 > SE90 > SE150の順に音質が順位付けできる感じ。こうなるとSE200LTDについても聴いてみたくなってしまう。(2009/12/19)


 

5号機(Avatar)「775

 名 称 

品 名、規 格 

備 考 

その他

メーカー

筐体

GZ-X2SPD

 ミドルタワー

  GIGABYTE

電源

PoweRock500

ATX 2.2 

 500W

GIGABYTE

ケースファン

筐体付属

フロント、リア共配線

   

マザーボード

DP35DP-M

P35Express

BIOS;0572

INTEL

CPU

Core2 Duo E6300

 LGA775

Cl:1.86GHz 

INTEL

CPUクーラー

 SCSK-1100 

ShurikeNB

11.81-31.91CFM

Scythe 

メモリー

 QD2800-1G2 

1GHz x2

PC2-6400

PQI 

Video Card

GV-N95TD3-512H

PCI Exp16 512MB

GF9500GT

GIGABYTE

Sound Card

SE-200PCI

WAVIO

VIA Envy24HT

ONKYO

LAN Card

82566DC

on board

1000BASE-T

INTEL

キーボード

ロジクール200

USB接続

型番: iK-21WH

Logicool

マウス

M-FGULBK2

2.0A

レーザーマウス

ELECOM

HDD(master)

 Deskstar P7K500

500G-SATA 3Gb/s

3.5-7200rpm

Hitachi

HDD

 STM3320820AS

320G-SATA 3Gb/s

FW:3.AAE

Maxtor

光学マルチDR

iHAS322-27 8

DVD±R22倍

 SATA FW: 3L15

LITEON

スピーカー

D-MX11

25W+25W/6Ω

2way

DENON

ディスプレイ

MDT221WTF

21.5インチ

 LCD-TV

三菱電機

 

 連日の猛暑の中で時々電気コードの焦げるような臭いが微かに感じられる日が続いていて、どこかが過熱気味かな等と案じていた矢先、パシッと言う異音と共にPC停止。電源ボタンを押しても何も動かないのでこれは電源ユニットがパンクかと機種名検索してみると何のことは無く、この電源は最悪級の地雷品であった。根拠も無くこのメーカーはパワー系には強いかなと思って購入した新規品だったが二年半でアウトとなった訳で、同系統の電源は6号機にも使用しているのでそちらも調べたところが評判は良くなさそう。遅まきながらこのメーカーは我がPC部品メーカーリストから永久削除として急遽、代替品の調査を開始、Amazonにてイージー入手し入れ替え。結局、PoWER LiFEと同じような名称のものになってしまったが今度は一応ギガバイト品で信頼性はレベルアップしたはずなのだが、同社の筐体電源ボタンの動きがスムースでなくなって来ているので今度はこちらが要注意かもしれない。動力系は信号系と違ってソフトやドライバーのセットアップなどが無く、ねじ回しのドライバーだけで済むのでちょっと物足りない。(2011/8/26)

  CFS2がWindows7/32bitでは動作しないとのことでWXPの6号機をもっぱら使用しているうちにWin7にSR1が出たらしいので久しぶりにこちらにも火を入れてみたところ、updateがどっさり表示されてSR1インストールまでサポートされている。諸々をダウンロードしてから試しにCFS2を走らせてると一応立ち上がっては来たがシナリーが海ばかりだったり機銃音が出なかったり、まともに動作しない。ひょっとしてと思い、DirectXのRuntimeを更新してみたところずるずるといくつかインストールされたのでついでにJAVAなども更新してから再度CFS2を起動させて見ると、ものの見事に正常に動き出した。ついでにCrystalMarkも走らせて見たらハード表示に抜けはあったもののデータはカウントされて、Win7もWXPソフトに対して設定調整でかなり汎用性が出て来ているのかもと見直した次第。気がつけばサウンドカードもONKYOからSE300が出ていたり、グラフィックカードもGFシリーズは過去のものになっていたり、中古市場も面白くなって来そうな予感で、「怖〜いセブン」はまだ先としてとりあえずメモリあたりから手をつけようかと思いだしている今日此の頃。(2011/6/4) 

 

  マザボードに関しては看板倒れと言われているけれど、以前に使ったIntelボードは性能的にもなかなか良かったし、何よりもDesktopユーティリティが魅力的なので再度Intelで試したくなりDP35DP-Mを選定。パーツをすべてばらしてP5Bを取り外し、DP35DPを筐体に取付けて見ると入出力ポートが1mm近くずれていてUSBは差込めずかろうじてLANポートが使えるだけ。HDDはHitachiの500GBの廉価版を定法どおり中古で入手してそのままインストールを実行、AHCIにて128GB問題があるそうなのだが、特に設定もいじらずIDEモードのままにてインストールを済ませた。OSも今となってはWXPの入手は叶わないので最新のWindows7にて再構築を敢行したのだがWin7では「ファイル名を指定して実行」や「全体検索コマンド」が裏に隠れていたり、メーラーが付属していなかったりして、その都度ネットを探し回って設定にこぎつけ、WXPからの転送ツールなるものも前もって動作させて引越しファイルを作ったのだが、設定したLiveメールではExpressメールのデータしかサポートしておらず、Outlookを常用していた当方としては、結局アドレス帳はCSV経由、旧保管メールもフォルダー別にマニュアルで取り込む羽目になってしまった。そのCSVファイルもANSIでは文字化けするのでUTF-8にNotePadで変換するなど結構手間を取るもので、心ならずもいろいろ余分に楽しませてもらう結果と相成った。ソフトのサポートは古いものに冷たいとされているもののOffice2000も取敢えずは動作している様子なのでしばらくWXPの6号機を保持しながらこの5号機を使っていくつもり。ボードのBIOS更新についてはexeファイルのExpressBIOSは「動作環境不適」メッセージが出て走らず、IntegratorAssistantをダウンロードしてそちらのコマンドツールを使ってみたらしっかり入ってくれて0407から0572に更新されてこちらも一件落着。ただ動作チェックではパフォマンスが落ちてしまったのが気にかかるところ。(2010/5/9)

画面再リセット的モードが気になりATIの頻繁なドライバ更新でも改善されないため、遂にグラフィックボードの変更に踏みきる。信頼感のあるELSAにしたかったのだけれど、お店に手頃な値段で出ていたGIGABYTEのGF9500GTをトライしてみた。OS更新の後にチップセットドライバのインストールが順序とあったが、LANが認識されずここは逆の手順でdirectXなども設定して、OSが設定してくれたnvidiaドライバは手作業で最新版をDLしてインストール。最後にただひとつ残ったICH8Rがらみの不明なデバイス黄色表示もASUS probeUのインストールで解消できたようで、画面再リセット現象もまったく解消し動作チェックでもそこそこの仕上がりとなった。何よりも大きく変わったのがサウンドカードSE200PCIの音質で、これまでの中音領域での歪っぽいものが解消し奥行きのある音色となった。チップセット全体のの信号処理がスムーズになったのか、ひょっとしてHD3650は地雷板で他の信号に悪影響していたと言うことになろうか、これはまた別の組合せで確認してみる必要あり。   (2009/10/3)  

    4号機に比べてCPUの温度が高めのようなので調査。EverestやらCoreTempやらSIWやらを動員して比較してみたものの今ひとつしっくりしない。おまけにCPU使用率表示もやや高めに出ているので、まずソフト環境を整理しようとレジストリ・クリーナーをかけたところ、インタネットにアクセスするたびに「既定の検索に破損云々」とメッセージが出るようになってしまった。やはり必要なレジストリが消されてしまったとのことで、ネット検索でregeditを使って修復。それが済んだのもつかの間、今度はboot.iniが削除される現象が発生。これもネットで調べるとASKツールバーがその原因とのことで、これをアプリケーションから削除。すべてのPCからASKツールバーを削除。まったく罪作りなツールで、これはもはや一種のウイルスと言ってよい。さらに画面上でマウスの加減でフリーズすることがあるのでマウスを更新。レーザーマウスで、USBコネクタのしっかりしたものを選択したのだがなぜか不人気品の様子。ATIのドライバも9.5に上げてどうやら一件落着。あとはCPU使用率の状況調査 (2009/6/6)
 

  CPUを換装してまだ半年足らずだと言うのに、2号機を全面的に更新し5号機として仕上げることにした。芸も無く4号機のトレースで進めるわけでCPUのDual化を主として筐体、光学ドライブ、FDD、電源は継続使用の予定で臨んだのだが、結局生き残ったのは筐体とFDDだけと言う結果となってしまった。まず電源はメインコネクターが20ピンでマザーボードの24ピンに余りができて気持ち悪く、電力容量の面からも更新が必要と理由をつけて変換ケーブルで済ます線は却下、新規に購入。各パーツの導入設置、配線も型どおりで、おなじみになった亀の子放熱フィンを取り付けてBIOSスタート。最近のマザーボードは不適合なCPUを載せてスイッチONしても「CPU Ucode load error!」メッセージが出て、そのままUSBにコピーしたBIOSで更新、CPU認識で最適化されるのでとても便利。今回のCPUもグラフィックも例によってローエンド中古品で調達する中、特に目玉はサウンドカードで、発売以来好評らしいONKYOボードの世代落ちをやはり中古屋さんで偶然見つけてゲットしておいたもの。今回の失敗は、増設USBポートをすべて結線してしまってからOSインストールしたものだからHDDディレクトリーがC:に配置されなかったこと。最近のソフトはC:へ強制的にインストールされることも無いのでそのまま設定を済ませる。しかし案の定、USBをつないだりしたままスイッチOFFして再起動したら「Invalid or damaged bootable partition」エラーが出てしまい、慌ててBIOSでBoot設定のやり直し、なんだかんだでバタバタしながらひとまず完了。音が良くなったため、早速GヴァントのDVDでブルックナー第九交響曲を鑑賞。さすがに時を超えて、たとえようもなく素晴しい。(2009/5/5)

 5年目を迎えた15インチディスプレーをついに更新し、三菱のマルチメディアタイプ21.5サイズの投入となった。PC入力が出来るTVか、TVが入ったモニターかで比較検討した結果は本来目的の後者に軍配が上がった形。その昔ダイヤモンドトロンとダイヤトーン?のWin95マシンの「アプリコット」で始まったウインドウズPC歴が13年を経て、ようやく音と映像部分の両方をお気に入りの三菱の機器でかためることができた訳である。画質の綺麗なところとチューナーがフルセットであるところは至極満足なのだが唯一、残念なことは音声出力が光端子とヘッドホンジャックのみでRCAが装備されていないところであろうか。チューナが入っていても本来がモニターなので音声出力を求めるのが筋違いであるのは十分承知の上ではあるのだが・・・。Core2Duoには十分バランスした形にはなったし、高倉健さんや秋吉久美子さんの表情も綺麗に鑑賞できるようになって一件落着。本格的なDVD映画鑑賞は居間の大型プラズマTVでと、言いたい所なのだが今回浮いた15インチLCD-TVが居間に鎮座する事となった。(2009/4/25)


4号機(Whiteman)「775

 名 称 

品 名、規 格 

備 考 

その他

メーカー

筐体

GZ-X1WPD-100

 ミドルタワー

 ATX/MATX Gigabyte

電源

KRPW-L4

ATX12V Ver2.31 

 400W

玄人志向

マザーボード

P5B Plus

Intel P965/ICH8

BIOS1106

ASUS

CPU

Core2DuoE8400

 FSB:1333MHz

3GHz

Intel

メモリー

 DDR2-800 

1GHz x2

PC2-6400

NB 

Video Card

GF GT610-LE-

PCI Exp x16 

GT610 1GB

玄人志向

Sound Card

SE-200PCI LTD

WAVIO

VIA Envy24MT

ONKYO

LAN Card

 

on board

1000/100/10 

 

キーボード

ロジクール200

USB接続

型番: iK-21WH

Logicool

マウス

MPC  Mouse

2.0A

光学マウス

Microsoft 

FDD

SFD-321B/LF

3モード

 

Links

HDD(master)

 DiamondMax10 6V250F0

FW:VA111630

SATAU,7200rpm

Prextor

光学マルチDR

DVR-116D

FW:ver1.09

U-DMA/33

パイオニア

スピーカー

DS-34BmkII

30W+30W/8Ω

3way

三菱電機

ディスプレイ

MDT221WTF

21.5インチ

 LCD-TV

三菱電機

 

SWオンしてもメインランプは点灯するが画面が立ち上がらず、二度押しなどして立ち上がっても時おり不調メッセージが出るようになった。PM2.5微細粉塵が端子に蓄積した信号導通不良を疑ったが主原因は電源ユニットの劣化破壊であった。評判の良いと思われたAbee品だったが残念な結果。 ここ数年安定度が増している「玄人志向」の製品を選択して、マザーボードも5号機に使用していたP5B-Plusに換え、あわせてBIOS更新も行った上でCPUも7号機のものを換装しグラフィックも玄人志向品に入れ替えて、Windows7マシンとしてリニューアル完了。それにしてもASUSのこのボードの長期安定性には頭が下がる。(2014/3/23)

 

年末も押し詰まってから組立てを開始、今ではPC組立てに関してもあらゆる情報がネット検索で参照できるのがありがたい。FDDの信号ケーブルの差込方向からして該当機種のマニュアルPDFを開いたり、CPU取り付け方やら、BIOS更新方法やら、何から何まで2号機の検索結果画面を見ながらの組立て。選んだパーツが不人気でほとんど情報が無かったり、筐体が仕様として持っていないリセットSWの情報を探し回ったりしながら組み上げ。CPUの例の亀の子タワシのようなクーラーも中古ながら未使用品とのことで放熱コンパウンドらしきものが塗布されているが隙間だらけで固化している様子。気持ちが悪いのですべて拭き取って、新たに塗りなおし。昔だったらボロンナイトライド系を混練して自作するのだが。クーラーの装着方式は世代ごとに変わってくるのでこれもネットの写真を見ながら何度か予備動作の後に取り付け。結線を何度も見直しした後、安物メモリーやHDDでトラブルが起きるかなと思い巡らせつつ、やおら電源を入れたらCPU Ucode load error!が出て来た。この文字列をそのまま検索すると、ボードがCPUを認識していない、即ちBIOS更新が必要とのこと。最近ではDOSレベルからウインドウズレベルまで3つも4つも更新方法があって戸惑ってしまう。ダウンロードしたファイル名をオリジナルROM名称に変えてUSBメモリに保存して認識更新するなどと言う技は正に今風で、つくづく便利になったものと感心してしまう。無事BIOSも更新されてOSインストール準備完了。マザーボード、CPU、メモリー、HDDその他中古部品は取り敢えずすべて完動と言う結果で一安心。WXPのDVDからのインストールは、当初光学DRの説明書にOSインストール後に認識されるなどと記載があってFDD起動からの導入になるかと思いきや、HDDフォーマットから素直に稼動、インストールに動作した。ファームウェアやらユーティリティやらは大部分、付属CDではなくネットからのDLにて導入実施。HP登録パスワードを忘れていて慌てつつもソフト類の整備、MSupgradeも済ませて一応、基本動作スタート。これからあとは耐久性の実地試験となるが、ともかくささやかながらDual Core機の完成。動作チェックでもレスポンスはやはり早いし、動画などを見るときのCPU負荷も格段に低い。ただグラフィックは最新のLowerミドルクラスで人気商品のようだけれど、以前のAGPのほうが表示画面は精細だったような気もする。(2009/1/4)  

 PC組立てから4年ほど遠ざかっていて久し振りに店を覗いたら、亀の子タワシのようなクーラーのCPUが並んでいて、シングルコアは消滅への道を辿リ始めているとの会話も交わされている。ネットやオフィスワーク程度では現状の1GHzレベルで十分な領域だし、廉価版パソコンの品質も十分なレベルに達している中にあって、またぞろ非効率的な自作などと言うのもやはり道楽の虫の仕業で、SATAだのRAIDだのと面白そうな事柄がやけに気になり始めた今日この頃。現主力OSのW2Kも三世代も離れてきて、サポートも打ち切られたとあって、そのあたりも後押し要因となってきている。通り一遍の中古パーツの寄せ集めでは地雷PCになることはわかっているのだけれど、これもまた修行のうち。(2008/12/20)


 


 

2号機 (PenV機)「侍の偶然」

 名 称 

品 名、規 格 

備 考 

その他

メーカー

筐体

CF-1829

 ミドルタワー

  恵安

電源

GPS-350BB-100A

ATX Riv:2.03 

350W Owltech

マザーボード

P6IPAT

815EP 

Socket370

ECS

CPU

PentiumV1.26GHz

Socket370

SL5QL

Intel

メモリー

SDRAM 512MB CL=2

168pin PC133

256MB x2

Electron

Video Card

AeolusFX5200-DV128LP 

GeForce FX 5200

128MB

Aopen

Sound Card

 S.B. Live! platinum+

 EMU10K1

PCI

Creative

LAN Card

CG-LAPCITX IEEE802.3U

 PCI.Rev.2.1-

COREGA

FDD

 3.5inch/2モード

JU257A607PC

 bulk

松下

HDD

 ST340014A(IDE )

master

40GB 

Seagate

HDD

 2B020H1(IDE )

slave

20GB 

Maxtor

DVD/R-RW

DVR-A09J(ATAPI )

DVD/CDライター

16x16WR

Pioneer

マウス

MA-LS52DS

E-mouse

 光学マウス

三和サプライ 

キーボード

MSインタネットキーボード

type109α

 

Microsoft 

ディスプレイ

LT15M23C

15インチ

 LCD-TV

サムソン

 

 お気に入りの2号機だったが2009/5/5をもって解体。筐体は5号機へ引継ぎ、主要パーツそのほかは番外機に譲ることと相成った。せっかく優れもののCPUにしたのだがメモリ枠が最大512MBなのがネックとなってここはDuron勢の勝利に終わった。(2009/5/5)  組立てからほぼ6年を経て、2号機のCPUとグラフィックボードを換装してみた。特に性能アップを狙うものでも無く、まったくの道楽な訳でPCは相対価格ではなく絶対価格のパフォマンスで買うものであることは重々承知の上ながら、2001年の発売当時は¥6万もしていたCPUが¥3千以下で店先に並んでいたりするとつい手が出てしまう。CPUは安くてもクーラーファンが欠品で結構高価格だったりして何をしているかわからない。セレロン用のものが流用できたのだろうけれど、入手したアルミフィンの底部に塗られていたグリースを拭き取って#1500-#2000のサンドペーパーで鏡面仕上げっぽく磨き上げて、再度放熱グリースを塗り直してCPUに装着。グラフィックボードもDVI端子装備のディスプレイに触手が動きつつある中で、デジタル出力つきのローエンド古物を入手してみた次第。俗に言う地雷板の類ではあるもののアップデートドライバーをネットに拾いに行く楽しみもあったり画質や速度の変化に期待しつつの入れ替えで、6年前なら新鮮味のあるデータなのだが、単なる備忘録にCrystalMarkをかけて実力確認。ついでにファン周りの掃除や中身の状態確認などを兼ねてあちこちいじってパソコン組立ての手順の記憶を呼び戻したり、現在の先端パーツとの落差を実感したりしながらの自己満足作業。BIOSアップデートやその他もろもろの作業も特に大きなリスクを感じないで済むだけ気楽に進められるメリットは大きい。使うあての無くなったSCSIボードを取り外し、BIOS立ち上がりをすっきりさせたうえでPentiumVと表示されるのを確認して、セレロンマシンがようやくペンティアムマシンになったと喜んで見たりして幕となる。(2008/11/1)

【ウイルス感染】

 2号機が秋の訪れと共に立ち上がり難くなり、遂にブラックアウト。筐体を開いてみるとCPUファン、エア吸入ファンに綿埃がびっしりこびりついて、いかにも熱トラブル風で早とちりしてえらく回り道する結果となってしまった。不調の原因がソフト回りとわかってからは、ファイル退避のめんどくささからHDDを増設し新マスターとしてW2Kをインストール、ついでにCD-ROMをDVD/CDにグレードアップし、諸設定を終えて旧HDDのデータ類をコピーして再起動をかけると、なんとブルースクリーン!。W2Kの起動がストップするタイプの明らかなウイルスの様子。消毒もせずファイルコピーをした報いか、しからばワクチンスキャンをかけようとすると、ソフトの使用期限切れで怠惰に流れて日頃のメンテの不足。仕方がないので何とかSafeModeで立ち上げて、インタネットからウイルスソフトの試用版をダウンロードして、性能確認かたがたHDDスキャンをかける。脅威の悪ファイルが19匹棲みついていた。それらを駆除してさてと、再起動をかけると今度はブラックアウトが再現。万事急須でお茶を入れ、一服した後にW2Kの回復ツールに入る。Rの自動修復では解決せず、Cのコンソール回復ツールから、Chkdsk /Rをかけると4箇所ほどホルダー修理が実行され無事回復した。

 1号機の電源ユニット乗せ換えに気を良くして、騒音レベルとSWオンの際に時々警告が鳴ることが気になっていた2号機の電源もPC内部のすす払いを兼ねて、ユニット交換。選択した電源はやはり廉価版だが信頼性のあるデルタ社製の350Wもの。その筋のHPで見た内部解析の結果では部品がごちゃごちゃに詰め込まれているようだし、外箱の写真と中身は違うし、会社名の英語読みも変なのだが選択基準はあくまでもコスト優先で選定。今や盛りの静粛性タイプには目をつぶり静音を謳った高価なものは避けて決めたのだが、乗せ換えてみるとその差は歴然。ファンノイズ・レベルと電源安定性は感触的にも明らかに一段静かになって、立ち上がりも良好となった。逆に言えば、元々付いていたCWTのATX-300が余りにもレベルの低い代物だったということで、筐体を購入する時は電源ユニットは別に買うべしと言う教訓。ただこの筐体は、早く取り替えなさいと言わんばかりに電源部分が容易に外へ抜き出せる構造になっていて、ユニット交換作業は実にやり易くできている。(2004/7/3)

   1号機の不調の原因究明のためと称して300W筐体を買ってしまったのが運のつき。今や世はSocket478/PentiumWが真っ盛り。命運尽きた815Eはお手ごろ価格となって手招きしている上にソケット370にはセレロン1GHzまで上市されている。グラフィックやメモリも二世代前のものがジャンク屋にも豊富とくればここは実行あるのみ、と言うことで2号機が出来上がった次第。OSもW2KPに換えて、コンパクトフラッシュのUSBアダプターも着脱自在で便利この上ない。一応「1GHzマシン」となって動きも何かと軽やかで申し分無し。なかなか経済的で快適なマシンに仕上がった。W2K用のドライバ探しも、けっこう楽しかったし・・。様々な問題対処にはサポートが整ってきているのも心強い。(2002/11/12)


 

1号機 (440BX機)

 名 称 

品 名、規 格 

備 考 

その他

メーカー

筐体/電源

FSP300-60ATV

ATX Riv:2.03 

 300W

Aopen Corp.

マザーボード

AX6B

440BX Slot1

ATX

Aopen Corp.

CPU

Celeron300A

SEPP/slot1

bulk

Intel

メモリー

SDRAM 192MB CL=3

128+64

168pin PC100

NB 

Video Card

RIVA TNT2 V32MB M64

AGP2X

光端子無

nVIDIA

Sound Card

 S.B. Live!Value

EMU10K1

EAX2.0

Creative

LAN Card

LGY-PCI-TXD

PCI(Rev.2.0-)

RJ45 

メルコ

キーボード

FILCO 日本語キーボード

112Key

 FKB-112JU

FILCO 

マウス

MPC  Mouse

2.0A

メカニカルマウス

Microsoft 

FDD

3.5inch

2-モード

 

ミツミ

HDD

 FBLA 8.4 AT( IDE )

Fireball-lct08

8.4GB

Quantum

CRT

Diamondtron RD17GXII

1280x1024max

17インチ 

三菱電機

DVD-ROM

DVD-115(ATAPI )

16/40倍速

U-DMA/33

パイオニア

SCSIボード

AHA2940J

PCI 2.0

SCASI-2

Adaptec

   ある朝SWを入れるもPCは黙して語らず。電源コード、コンセントを確認してもまったく異常なし。これは電源ユニットがトラブルかと、ケースを開けてユニットを取り出し内部を覗くと、基板(DR240ATX)中央部のコンデンサの端面が黒茶褐色に変色している。流石にハンダ付けを伴う部品交換は根性も無く、ATX電源の交換を決意。製品はL&C社のLC-250ATXとラベル表示されているが秋葉原巡りの時間も無く、近所のヨドバシで各出力電圧等をチェックして該当品とおぼしきAオープンの300W電源を探し当て、取敢えず購入。ATXリビジョンには意を払わずも偶々おあつらえ向きなものが在庫されていたと、まずは感謝。これで1号機もペンティアムWを受け入れる基礎が整ったことになる。(2004/6/26)

 

 2000年5月に組みあがった本機が二年半にして動かなくなった。なんとなく起動が遅くなっていたのは気になっていたところ、SWをオンしてもファンだけが作動・・・。開けて見るとCPU回りは埃で真っ白・・・。しかしどうやらマザボード(BF6)のトラブルらしく、不良コンデンサ使用で問題になっていた製品でもあったことからそれ以上の追求はあきらめて、代替ボードの探索開始。偶々往年の名板?AX6Bをセレロン300Aもろとも譲って頂くことができ、パーツすべてを本体から腑分け。取付け穴の違いにうろうろしつつもマザボードを入れ替えて、再びすべてをセッティング。ついでにセレロンのクロックアップ。M/BのディップスイッチのFSB/AGP比を1:1、3:2、自動(セレロンはFSB=66なので1:1になる)のうちから選択できるので、これを3:2にして、BIOSでFSB=100にするとちょうどFSB/AGP/PCI=100/66/33となって、セレロンは似非ペンティアムU450MHzに変身(二次キャッシュは半分だが)。定法どおり済ませて無事現役復帰を果たした。(2002/10/19)


                                                             【ホームページ開設に至る顛末

 自ら発信するデータもアイデアも特に無く、趣味・嗜好を同じくするもの同志の情報交換はパソコン通信で事足りていたのだが。 ホームページに付属するBBSの中でのやり取りが、専門的な情報交換ではなく、日常的なコミュニケーションに変わってきて、書き込みの際に自らのよりどころを常に明示しておくほうが、誤解を受ける恐れが少ないと感じるようになってきた。 このコミュニケーションは非常に面白いものに思えた。昔、「ペンパル・コミュニケーション」として経験したものと似たところがあって、しかしその応答時間が比較にならないほど早いし、共通項でスクリーニングされた相手に対してアプローチする形であっても、同じ会社、同じ学校と言った切り口とはまったく違う上、場所も異なれば姿もわからない、文章だけのやりとりは、表現方法、タイミングの使い方等実に学ぶところが多いものに思われた。

 実際にホームページを興すきっかけとなったひとつはBBSのなかでの下に示すチャーミングなやり取りがきっかけだった。ウェブサイトの作り方、公開の仕方が、いまいちピンとこなかったので、行きつけの?掲示板に教示依頼をしたところ、下記の通りご教示いただけた次第。

>>「拙僧、庵敦と申す者、HP建立思い立ち候えど、この方面不案内ゆえ、どなたか御指南願えぬだろうか?」 

ううむ、それがし「炎之通奏低音」愚考仕り候へるに、電網サイト建立に臨みて必要に候はむべき技術的事柄とは、主に

(1)ページ作成

(2)ページ転送

の2つにて候ふべしとこそ覚え候へ。(1)は、まづ、ウェブページ作成ソフトの如く候物をば入手使用し候ひつつ全体の形を成し候ひたる、やがて、出(いで)来たるソースコードをば、市販のHTML参考書などと照会しつつ、HTML文法習得し候はむ事ぞ早道に候はんずらん。なほ、ウェブページ作成ソフトの感触はワードプロセッサの如く候故、取扱は容易にて候ふべし。これを行い候はば、いづれの日にか自ら零の状態よりHTML文書を起草し候はむ事も能(あた)ひ候はむ。ちなみに現在のそれがしはページ作成ソフトとエディタによるHTML打ち込みの併用を旨とし候へり。

(2)  は、とどのつまり、FTPソフトの習得に御座候はむ。それがしは「NextFTP」と称せらるるWin95上にて動作し候はむシェアウェアを使用致し候ひて、なかなか快調にて御座候。

 作成ソフトは、「MSワード」でも、「ワードパッド」でも?作成できるとのことだったが、結局「フロントページ」から入ることにした。「ホームページビルダー」のほうが上の感じだけれども、もともと「名刺代わり」のつもりなのでツールは何でも良いと判断したし、できるだけ手作りで行こうと考えたので細かい装飾関係はどうでもよかった。FTPソフトは、インタネットの中で色々検索してみたり、ものの本を読んでみたりしたところFF−FTPが使いやすそうで、これに決定。確かに使い勝手は良い。後はどこに置かせてもらうかということで、安くて早くて広告が入らないのが理想だが、そうはいかない。結局、一番イージーなところに落ち着いた。 (2001/4/13)

 スタートした時の緊張も無くなって、いつの間にか2周年を迎えた。ハードは不良品マザーボードのせいもあって更新したものの、HP作成技法は旧態依然で、掲載内容の生硬稚拙なところも改まらぬまま、今に至ってしまったのも情けないところではある。積極的な情報発信やコミュニケーションを意図していないと、このあたりの改善はなかなか進まない。次世代のHPが動画と音声ベースのDJスタイルあたりになった時点が見直し時期なのかもしれない。掲示板などもヴォイスメールに置き換わると面白いかもしれないが。(2003/4/13)

 「PCの上にも三年」で、このHPも3周年を達成した。当時、尊敬の念を持って閲覧していた充実したサイトがいくつも閉鎖になっている。こちらからは得る物多々であっても、管理人さんにとっては負担になっていたり、昨今のネット世界に愛想を尽かしたとの弁もあった。ウイルス蔓延は別としても、ネットコミュニケーションと自分のHP充実とは、相反する事柄だからそこに主軸を置くとそうなるのかもしれない。あるいは、受け取ることを目的としてHPを開設するか、発信することを目的とするかの違いだろう。(2004/4/30)