鉄馬降臨 

 

  荒川静香選手のストライカーに衝撃を受けて

幾星霜・・・。

 

普通二輪、大型二輪と順に1年がかりで免許を取得し

当初の「バイクとはクルーザー」の固定観念から

始まってSSだのトゥアラーだのと

エア変遷した挙句、

結局身の丈に合いそうな

小振りなXJ6Nがお輿入れとなった。

共通項はヤマハ製と言うところだけ。

 

W650、NC750Sと見比べながら最後は

ディヴァージョンの線も消えて

塗色もホワイトから始まってダークブルー、

ワインレッドとさ迷いながら

とどのつまりは、はずしていたブラックに

落ち着いた。

何のことは無く先に買っていた

ヘルメットにバイクをコーディネートした

と言うことになろうか。   

今年は、公私両面で「黒色」がラッキーを

もたらしてくれるとのご託宣。

 

 

乗り出しは隼乗りの達人に先導されて

高速道路初体験も含め3.5時間程の

初バイク旅。

帰宅してみるとアイドリングレベルが

下がってしまっていた。

マニュアル片手に1200-1300へレベル上げを実施。

左手も教習車レベルに雑なクラッチワークもあって

かなり冷や汗ものの交差点塞ぎとなってしまった。

  

ガソリンスタンドへ出かけがてら、

そのあたりの練習にいそしむ。エンストの

原因は停車時にギアが1stに落ちていなかったこと。

今度の練習で体得できなければ

ギアポジションインジケータを

導入せずばなるまい。

 

二ヶ月待ってフロントスクリーンが到着。

取り付けは金具のゆがみを少し修正した位で

スムーズに完了。メーター類のフロントユニットが

すっきりと隠れたが、表は強面の鉄仮面の風情。

低速で走ってみるとかえって風を感じるような

気もする。

 

いずれにしても装着カスタマイズは終了。

レバー類の位置を若干修正して

後はひたすらマシンに慣れる事。 

 

グラブバーを外してキャリアを取り付けたが

当面はリュックを背負うより安全かなとの見立て。

メッシュホースは技術未熟のうちは

未装着として、取り付きやすいレバーについて

交換など物色する

  

4本のエグゾースト・パイプをヨシムラの

定番ステンマジックにて磨いてみた。

予想をはるかに超えて見事に輝き、驚嘆。

後処理のピカール磨きは不要なほど。

個別可動支点部分にはそれぞれ

潤滑スプレーやらグリーススプレーやら

を吹き付けてみた。

   

シンプルなフロントなのでシフトインジケーターや

ETCあたりは増強してみたい

とも思ったりするが一応バイクの

野性味はあまり損ないたくはないし。

 

左右のレバーの位置をさらに若干変更。

クラッチを内寄りに、ブレーキを外よりに

して、水平を意識しつつグリップに沿わせて。

 

ミラー調節作動部分にはテフロン粉末を

摺り込んだりして、

だいぶ動きがスムーズになった。

 

 

 

次なるお化粧はハンドル周りのボルトキャップ装着と

レバーの交換、ホーンの交換など。

ブレーキレバーはXJ6N用が見当たらず、

ディヴァージョン仕様ZS61-1620 を流用。

互換性は問題無いだろうが、交換作業の

未体験ゾーンが冷や汗もの。

センサロッドなんかが微妙に曲者だったが

操作してみると

小ぶりでなかなかのフィーリング。

 

 

 

クラッチレバーは一世代前の代物。

ブレーキレバーと違って締め付けすぎは

動作不良となる。調整バルブが無いところも

やや不満要素だし、サイズが標準品とほぼ同じで

軽快感にやや欠けるが

軽量な分だけ操作性は改善されたような感じ。

 

ホーンもミツバのプラウドの低音サイド1本と交換。

オリジナルのニッコーMF-12のほうが

おさまりの良い音かも。

 

 

 

 

カスタマイズは終了のはずだったのだが

ステップについても交換の誘惑には

勝つことができず。

ABMのアルミタイプに

変更してみた。

非常に小型ながら粋なデザインで

足元が引き締まった。

短い分だけバネが硬い感じだが

足置き感は特に問題も無く

むしろ足回りの邪魔が減った感じ。

 

 

 

バンクに備えるわけでもなく

ただ気分の問題。

タンデムステップも合わせて交換。

実にすっきりしてもうあのもっさりした

ゴムのノーマルには戻れない。

 

しかしいろいろ触るとプッシュリベットやら

コッターピンやら妙な消耗品が

必要となる。

 

 

秋晴れの中、ようやく近所への散策の運びとなった。

とは言っても目的地とは異なり

お決まりの道の駅。

 

CB400とNinja250Rの若者二人が出た後に

ハーレーおじさんの一人旅が入ってきた。

スクーターを含め黒ばっかりで

 

なかなか長閑な秋の一日。

 

 

 

 

 

 

小ぶりの入門用でも大型バイクには違いない。

なかなかそれなりの存在感。

 

途中の交差点でよろけかかったが

足つきの良さで持ちこたえられた。

 

気温10数℃程度ではハーフメッシュジャケットに

レインウェアのインナーを張っただけで

アンダーは長袖のゴルフシャツで

とりあえず問題無し。

 

 

 

 

カウルボルトを交換して悦に入ったのも束の間。

 

禁断のブレーキディスクボルトの交換に踏み込んだ結果。

最後の一本で痛恨の噛み込み、ヘッド捻じ切り。

後で聞けば共回し洗浄は手回し範囲で

止めなければいけないとか。

 

YSPにてドリル、逆タップ立てにて取り除きお願い。

チタンボルトの最適トルク値も教示頂き、

シャフトの錆落しもやってもらって

ブレーキ調整も完了。

ブルーチタンの珠玉の風情に自己満足。

 

 

 

本格的な春となって、能勢「逢坂峠」を偵察。

R173を北上してR54からR732へ入るコース。

さすがに坂道ヘアピン連続は上りも下りも緊張の連続。

途中で2組ほどグループツアーの一団と遭遇するも

挨拶のゆとり等はまったく無し。

バンクセンサの火花を散らし、と行きたいところだけど

恐る恐るの徐行運転。

そして翌週はR173→R477→R372→R173

の周回コース。

いずれは関西屈指の「シナナ」全走破を達成したいが

花背、百井のハードルは高そう。

北山歩きでお馴染みだったのでなんとか

アプローチを模索する。

 

 

 

 

大型免許取得してちょうど一年目。任意保険の

更新やらバイクウェアの新調やら。

 

車体のデコレーションも一通りやってみたが

ブルーはポイント加飾で安っぽいが結構引き立つ。

バルブキャップとそろえて足回りをちょっと賑やかして

涼しげにしてみた。

 

 

さらにミラーの交換やら、

サイドバッグへの変更やら

シート生地の交換やらを経て現在の雄姿。

 

タッカーを駆使したワニ模様シートの張替は、

やや凹凸が残ったが

コースを一回りしてきたら綺麗に消滅し、

シート台に綺麗に馴染んだ形となった。

 

オイル交換もして動きもスムーズで

待ちかねた春のバイクシーズンを迎える。

 

 

 

 

 

 

車検ではハンドルバーが歪んでいるとの指摘。

立ちゴケの当たりが悪かったのか、

グリップ交換したかったので一緒に換装依頼。

 

併せて、言われていたタイヤ交換は後日に実施。

更新タイヤとしては、

噂に聞くミシュランをトライする。

普通の街乗りだけなのだが・・・。