食べ残したジャガイモの皮
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日本に生息するミミズは160種類ほどにもなるそうです。その中で、何故「シマミミズ」が飼育の対象になるのでしょうか。飼育の目的が何にあるかにより変わるのでしょうが、生ゴミを直接餌として食べるミミズは少なく、「シマミミズ」はそのうちの1種類なのです。
本当に「シマミミズ」が餌を直接食べるのか、疑問を持つのは当然です。だって「シマミミズ」には歯があるわけではなく、あの小さな口で食べるなんて想像するのはとても難しい事です。しかし、餌として与えた生ゴミが減っている事実は誰もが経験しています。疑い深い我が息子は「他の微生物が分解しているのかもしれない」と直接食べる事に否定的でした。しかし、ジャガイモの皮の食べ残しを証拠として示し、ようやく納得しました。ちなみに、ジャガイモの様な外側の皮が硬い餌は、柔らかいところだけ食べ外皮は綺麗に残します。多分、残った外皮は微生物が分解し土に戻すのだと思います。
一般に畑で見かけるミミズは「フトミミズ」で、土を食べてその中の栄養分を体に取り込むのだそうです。畑の土を本当に肥沃にし耕してくれるのは「フトミミズ」なのでしょう。見かけたら、地球を豊かにしてくれる影の功労者と大事に取り扱ってください。残念ながらフトミミズの寿命は1年と短命です。
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