特賞問題 ”太田のコラム”
テーマ「競艇名人戦」
今日のテーマは、競艇名人戦です。
新人で一番強い奴を決めようというので新鋭王座があり、女子で一番強い奴を決めようというので女子王座がある。じゃあなぜベテランで一番強い奴を決めるレースがないのか?ここはひとつ、ベテランで一番強い奴を、将棋で決めようじゃないか、というのでできたのが、この、競艇名人戦です。
違う違う!名人の意味が違うだろ!
去年までは3年連続、住之江で行われました。古き良き時代の競艇を演出するために、ファンファーレも昔のものを使い、ボートも、競艇創世記がそうであったように、手漕ぎボートが使用されました。
「モーターボート」なんだから!手で漕いだ時代なんてなかったの!
それから、最近では見かけなくなった「コーチ屋」を特別に招待し、水面だけではなく、場内も昔懐かしい雰囲気を出すように演出されました。
招待しないよそんな危ないの。そういや最近見ないけどな。
ただし、ノミ屋は現役バリバリの連中がそこいら中でウロウロしているので、特に招待はしなかったそうです。
それはそう、それは確かにそう。
今年は尼崎で行われますが、昨年と参加資格が大きく変りました。まず参加資格が50歳以上から、48歳以上に引き下げられました。これは、水野要を無理矢理引っ張り出そうとして年齢制限を引き下げたのではないかと言われていますが、そうではありません。兵庫のベテランにいまいちピリッとしたのがいないので、そうしたのであります。
同じことだろう!ピリッとしたのがいないから要を出そうとしたんじゃないのか?
それと今年から、推薦枠が2つ設けられました。これは、規定の成績を残せなかったために、従来のルールでは出場権はないが、
「オールドファンに人気の高い」野中和夫
を出場させるために作ったのではないかと勘ぐられていますが、そうではなく、
「レースのし方が気に入らないと言って三嶌誠司に蹴りをお見舞いした」野中和夫
を出場させるための措置なわけであります。
野中への形容詞が違うだけで結局は一緒じゃないか
さて、出場するベテラン選手の名人戦に対する意気込みは、並大抵のものではありません。例えば香川の安岐真人などは、名人戦が近づくと、気合が入り過ぎて眉毛が2cm伸びるといいます。
たはっ!体調に現れるのかい
優勝候補の1人でもある岡山の林貢は、「優勝賞金の一千万は俺のもの」と、前祝とばかりにバーやキャバレーで豪遊し、ホステスのおねえちゃんにチップやプレゼントを配りまくるため「みつぐ君」と呼ばれているそうです。
それは名前がそうなの!
コラムでした。
THANKS
イラスト・競輪絵師(c)
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