特賞問題 ”太田のコラム”
テーマ「スタート展示」
今日のテーマは「スタート展示」です。
このスタート展示が始まってから、早いもので半年が経過しました。導入当時は略称として「S展」だとか、「スタ展」だとか、はたまた、略称を用いるのが気に入らないといって「スタート風展示航走」と、正式名称を略さずに言う人もいたりしましたが、
そんな正式名称だったか?なんだスタート風って、食い物かよ。
ここ最近はどうやら「スタ展」で落ち着いたようです。このスタ展ですが、午前11時から始まってお昼の12時には終わります。
???
オーディションに見事に合格し、芸能事務所からオファーがくればバンザイですが、もしどこの事務所からも誘いがなければ、「バンザーイなしよ」といって、欽ちゃんの体が斜めにゆがんでしまいます。
そりゃ「スタ誕」だろ!最初なんのことかとおもったじゃねえか。大体最近の子は知らねえぞその番組。
えー、スタ展のルールを簡単に紹介しておきますと、まず勢いよくピットを飛び出した6艇が、オレンジブイを目指して舟を走らせます。
そうそう
そしてそのまま真っ直ぐ走り、向こうに見える厳島の大鳥居に早くたどり着いた艇から順に好きなコースが取れるというものです。
宮島でしかできねえじゃねえかよそれ!他の場は何を目標にすりゃいいんだよ。大体宮島にも囲いがあるだろうが。
コース取りを終えたあと、待機行動に入って各艇はスタートラインに艇を向けます。150mを境界とし、起こしの位置によって、スタート区分を「スロー」と「クイック」に二分します。
それじゃ社交ダンスだろ。「スロー」と「ダッシュ」ね。
このスタ展の特徴は、スタ展で自分のスタート区分が決まると、本番でそれを変えてはいけないということです。
そうなんだよね。
つまり、スタ展で自分が「スロー」になったら、本番で後方からダッシュをつけてスタートすることはできません。逆に、スタ展で「ダッシュ」となったのに、本番でスロー位置から起こしてスタートすることも禁じられています。もしもこの規則を守らなかったら、内規で罰せられることになっています。
うんうん。
ただし西島だけはスタ展で外のダッシュになったとしても、本番でインに入ることが許されています。
なんでだよ!なんで西島だけOKなの?
あと、小川晃司はスタ展でインを取っても、本番で大外のダッシュになることが許されます。
うそうそうそ、誰も特別扱いなんかないの!
ただし、同じことをやっても、吉岡修はダメです。
小川がOKなんだったら吉岡も許してやれよ。
少しマジメな話になりますが、このスタート展示は、いわば「練習」の結果が「本番」に直接影響を与えるというところが、最大の問題点であります。同じ公営競技でも競輪の場合、競艇の展示航走に当る「足見せ」で一応どこへ並びますという意思を見せるわけですが、もし、本番でその通りに並ばなくても、特に罰則はないわけです。
練習と本番は別物ですからね。
例えば足見せで「売−関−常荷」と並んで、本番では「関−常荷−売」と並んだところで、客は怒るでしょうが規則としての罰則は一切ありません。競馬でもパドックで競走前に馬の状態を公開しますが、パドックでウ○コしたからといって、ゲートインするときにもウ○コこしなければならないというルールはどこにもないのです!
当たり前だろ!なに力入れてんだよ。
話を戻しますが、このスタート展示を導入した背景には、選手にできるだけ本番に近い時間でスタートの練習をさせて、スタート事故の抑制に努めようという目的もあります。
はいはいはい。
しかし、スタート事故は減少するどころか、わずかではありますが、スタ展導入後に増加しています。
そうだよね。
このように、レース本番の直前にスタートの練習ができるにもかかわらず、フライングを切ってしまう選手に対しては、罰則を重くしようという案が、現在連合会で検討されているそうです。
へえ、そうなんだ。
ひどい場合は、フライング休み中ずっと島流しにするという刑罰も考案中なんだそうです。
そんな江戸時代じゃないんだから!
さて、島流しにされることの決まった選手が、いったいどこの島に流されるのでしょうか?
「流されるのでしょうか?」もなにも、ホントに流刑にしちゃうのかい?
これは、ニューヨーク南東にある「スタテン島」というところに流されるのだそうです。
もういいよ!よくそんな名前の島見つけてきたな。
コラムでした。
THANKS
イラスト・競輪絵師(c)
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