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方程式を解く(Solving Equations)

a S (calc-solve-for) [solve] コマンドは、 方程式を変形して指定変数について解きます。 方程式とは、左辺 = 右辺 形式の表現です。 例えばコマンド a S x は、 y = 3x + 6 を変形して x = y/3 - 2 形式にします。 もし入力が等式でなかったら、X = 0 形式の方程式として扱われます。

このコマンドは y < 3x + 6 のような不等式でも使えます。 不等式によっては、等式のようには解けないものもあります。 例えば、 a < b cb について解くには、c の正負を知らなければ不可能です。 この場合、a Sb != a/c (「not-equal-to」演算子を使う) という答を出して、不等号の向きが未知であることを示します。 a <= b c のような不等式となると、もうお手上げです。 式中変数の正負が実際に判っていることを Calc に伝える方法は、 宣言 参照 。

a S コマンドの結果を扱う場合に便利なコマンドが 2 つあります。 a . コマンド (論理演算 参照 ) は x = y/3 - 2y/3 - 2 に変換します。 s l コマンド (Let コマンド 参照 ) は別の式を例えば x に代入し、 y/3 - 2 に等しいと置いて評価します。


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