数字キーや数値関連キーを押すとミニバッファで数値入力が開始します。 その数値は RET か SPC キーを押すとスタックに push されます。 それ以外のキーを押した場合は、 その数値がスタックに push されるとともに、適切な演算が実行されます。 不適切な数値関連キーを押すと、そのキーは無視されます。
「マイナス」という言葉には 3種類の意味があって、
a-b (引き算), -x (サインチェンジ),
-5 (負の数)に代表されます。
Calc はこれらの操作に対し、それぞれ -, n, _ (アンダースコア)の
異なる 3つのキーを使い分けます。
- キーはスタック top の 2つの数を引き算します。
n キーはスタック top の数か、現在入力中の数の正負を反転します。
_ キーは負の数の入力を開始したり、現在入力中の数の正負を反転します。
次のキーシーケンスは全て、-5 をスタックに入力します。
0 RET 5 -, 5 n RET,
5 RET n, _ 5 RET, 5 _ RET.
非10進数用の #, 分数用の :, 時分秒型式用の @ など、 数値入力中に使用可能なキーがいくつかあります。 これらの表記法は、 このマニュアルの後の章で 対応するデータ型式と共に後述します。 データの型 参照 。
数値入力中に唯一使える編集キーは DEL だけです。
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