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>> Unknown triphylla

名称不明のトリフィラ・タイプ
ブッシュ、シングル

この株は近所の方がくださった挿し穂から育てました。
品種名は不明です。

ガクとガク筒は朱色で花冠はオレンジ。ほぼセルフカラーです。
花色の濃淡は気温によって変わります。
葉はブロンズを帯びたダークグリーンで表面は金属光沢。
葉裏は赤紫です。

耐暑性は比較的ありますが、大阪府北東部の拙宅の場合、完全に戸外に置いたままだと苦しいですね。
Unknown triphylla: 名称不明のトリフィラ・タイプ
 

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ある日のこと、畿内の著名な植物園でこのトリフィラ・タイプとそっくりな株があるのに気付きました。右の写真です。

この株には、Gartenmeister Bonstedt の札が付いていました。
G. Bonstedt は1905年にCarl Bonstedt 作出したとされる品種です。

これまで管理人は 「ガルテンマイスター・ボンシュテット(として入手)」 にあるように、他の品種を G. Bonstedt として栽培してきました。
ところが植物園での発見により、これまでG. Bonstedt として育ててきたのは別品種で、このページの品種が G. Bonstedt である可能性が出てきました。

けれども、これだけでは結論を出してはいけません。

他国で実際の見本株を見て比較検討するとか、他国のエキスパートに日本の株を見てもらうとか、… とにかく裏付け調査が必要です。
植物園で G.ボンシュテットとして展示されていた株
 
当地では5月前後にこの品種の中苗を園芸店で見かけます。
これを購入し、ナーサリーの用土を落として排水性の非常に良い用土に植え替えます。
そして枝数を増やしながら夏越しさせて(昼間は33℃以下、夜間は25℃以下をキープ)、秋から翌年の夏前まで咲かせるのが気候に合った楽しみ方と言えるでしょう。
夏の気温が比較的低い地域なら、ヨーロッパ同様に夏季が鑑賞期間になるでしょう。

(2010年5月28日)
【リンク /引用時のご注意】

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