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す奈バ
「す奈バ」「す奈場」「すなば」はいずれも「砂場」。大坂・砂場の暖簾やそば猪口に描かれた字体である。 小振りのそば猪口に書かれた「す奈バ」の字体は江戸時代に使われた変体仮名で、「奈」は「な」、「バ」は「盤」をくずした「ハ」に「゛」であろう。「す奈場」は寛政10年(1798)刊行された「摂津名所図会」の大坂部四下の巻・新町傾城郭の項に「砂場いづみや」の暖簾は「す奈場」と染め抜かれている。「すなば」は「二千年袖鑒」嘉永2年(1849)刊行に書かれ「すなば」と描かれた暖簾が見えるのは津の国屋の店先。
 
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