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そば口上 |
福島県・会津磐梯山の麓には、全国でもめずらしい「そば口上」が伝わっている。「婚礼の祝い口上」は、迎える側が「そば口上」を述べながら客人達にそばを振る舞う。「祝言そば」と言われ、昔から山鳥とゴボウでとっただしで食べるそばが振る舞われる。宴席の時も「そばのほめ口上」にのせてそばを振る舞って座を盛り上げる。時には羽織袴であったり、豆絞りの手ぬぐいを鉢巻きにして登場し、一人がお椀にそばを盛りそれに葱を立ててお盆にのせそれを持って口上を述べ、もう一人が客人のそばを持ってそれにつく。そばに立てているネギは薬味でもあり箸の代わりにして食べる「ネギ箸そば」にゆらいするそうだ。一種のハレの食文化であろう。 |
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