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蕎麦禁断
 
江戸のそばの歴史に「蕎麦禁断の碑(不許蕎麦入境内)」というのがある。浅草新寺町の称往院という寺の院内にあった道光庵は、いつの頃からか信州・松本から来た庵主がそば打ちの名手で評判になる。寺でありながら振る舞うそばが評判になりまるでそば屋の如く大繁盛したという事例がある。やがて道光庵は称往院によって天明6年(1786年)に三代で蕎麦禁断の石柱を立てられる。その後、道光庵の評判と繁昌振りにあやかろうとそば屋の店名に庵をつける現象があらわれた。そば屋「庵号」の始まりである。称往院は昭和2年に現・世田谷区烏山寺町に移転し石柱とともにある。
 
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