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総本家河道屋
 
京都はそば粉で作った蕎麦菓子が有名で、享保年間(1716〜35)創業の菓子職「総本家河道屋」は「蕎麦ほうる」の元祖。「晦庵河道屋」は江戸時代からそば屋も営む。比叡山延暦寺は5月17日に桓武天皇御講をおこなうが、河道屋の当主が毎年登山して手打ち蕎麦を献供することになっている。
「京都では、その昔、菓子屋には寺院から蕎麦(切り)の依頼があるので、どの菓子屋も蕎麦が打てなければならなかった。上手く蕎麦を打つ菓子屋が良い菓子屋ということになり、蕎麦打ちの技量によって菓子屋の評価が左右された。」という。これは、河道屋15代主人から実際に聞いた話である。なお、明治28年に植田安兵衛先々代が「蕎麦志」を刊行していることでも知られる。
 
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