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あんかけ |
葛や片栗粉を水溶きして加熱したあん(くずだまり)をかけたもの。麺類でも幕末のころ「あんかけそば」「あんかけうどん」として登場、大阪にあったそば屋の張札(値札)では、うどんやそば16文、あんかけ18文、かちん24文とある。明治中頃の「風俗画報」では、京・大阪の蕎麦・うどん屋が屋台を引く売り声は「そば・うどん−−」「あんかけなんば−−」とあり、「あんかけなんば(南蛮)」の呼称もあったことがわかる。とろみのきいた熱いくずあんにおろし生姜が添えられた寒い冬の味覚である。 |
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