20040812

2004/08/12 Thu
TOKYOWALKER 040812

オタクin東京2日目。この日は東京入り→コミケにワンクッションおくための完全な休日だったのでおれもCくんも昼前ごろに起きだすと言う、前回の怒涛の4日間から思えば超余裕のスローテンポっぷり。今回もコミケ2日目は予備日にしてあったんだけど13日にお泊り会の予定が既に入ってたのでこの日に行きたい所行っとかないと後が無く、Cくんは大事?をとってそのまま1日昼寝して過ごし・予定通りおれだけ東京観光へ行く事に。

11:42

コンディションはうす曇り+ムシ暑。丁度おれらが東京へ行ってる間は各テレビ会社がこぞって夏休み特別企画をやってる期間の真っ最中だったようで、お台場にあるフジテレビもそうだし汐留の日本テレビでも連日公開収録やらイベントが行われていて、家族連れやらカップルやらイベントを見に来る客も

11:44

このとおり。これ夏コミの写真じゃないっすよ。やっぱり東京は狂った街だ!

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とか何とか言いながら徒歩でJR新橋駅まで行って「東京に行ったらしたいこと・2004夏バージョン」の中の一つだった「東京のJRでICOCAを使う」にチャレンジすべく(※京都から東京へ来た時は特急券についてる現地移動切符で山手線にのれたのだ)取り合えずチャージ。

11:50

よーしこれでまずは六本木ヒルズに行くぞー!でも六本木ヒルズってどうやって行くんだろう?と、おれは六本木への行き方どころかどの辺にあるのかすら知らなかったので夏休みスタンプラリーだかなんだかで山のような子供連れの群れをさばいてる駅員さんを捕まえて尋ねてみたら、どうやらJRではなく都営地下鉄大江戸線とか言うのでいけるらしい。くそ、折角ICOCAに金を入れたのに無駄骨かよー!とかぼやいても実際ぬかってたのはおれなんだし駅員に礼を言ってとぼとぼ大江戸線の駅まで。幸運だったのは大江戸線の駅が汐留の地下にあった事か。

12:04

最近では大阪市営でも入るらしいけど、この辺は当然ながらバリ3(※携帯電話のアンテナ表示が3本立っている感度最良の状態)でおおーやっぱ東京じゃーとかおもった。とか書いてたらそう言えば京都市営でも入ったような気がしてきた。でもあれだ、一昔前は地上では携帯電話を・地下ではPHSを使って下さいみたいな宣伝をしていて実際にコンパチブルの「ドッチーモ」とか言う商品まで出てた事を考えたら「地下は携帯電話の電波入らないから〜」と言う現実の不便に対する技術的言い訳はまかり通らないみたいな、客がわがままだったお陰で地下でも電話が通じると言う便利な今があるんだなぁとか思った。

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地下鉄を降りて六本木駅を出るとそこにはまるで大阪のなんば駅周辺とそっくりな町並みが。んー、「なんばパークス」は六本木ヒルズに対抗するべく作られたと言うのがおれ設定(実際同じ企業が関わってる)なんだけど、そう言う一建物の印象とか高速道路が横にあるとか言う記号的なものだけではなく周辺の空気と言うか風景全部にものすごく既視感を覚えた。流石になんばの街全てを似せて作ったワケじゃないからそうなると、都心部と言うか似たような繁華街ってのは日本全国勝手に似たような風情になるのかなぁとか。ティッシュ配りの人を交わしながら少し歩いて周りを見回したら案内板があったのでそれに従ってあるくとすぐに目的の建物が。

12:28

おおおー、六本木ヒルズじゃあー!建物がオッサレーでよくわからない構造+よくわからないオブジェ満載なのは期待通りだったんだけど、流石はムシ暑い夏休みとあって歩いてる人たちが思いっきり暑さ対策をした観光客とか子供連ればっかだった。なんつうかもっと周囲の人口密度低め(多くても10m四方に3-4人)・ハイソでリッチな20代後半の女性が少しばかりのブランド品を身に付けてデューク更家ウォーキングばりの動きでほくそ笑みながら何も入らないような小さい買い物袋を提げてるイメージだっただけにこれは計算外だ。

気を取り直して色々見て回ったんだけど真に面白い建物はあんましなかったと言うか、そもそもオフィスビルと高級服屋が集まってるだけなんでおれが喜べそうなのはその外観ぐらいと言うのはある意味当然なのか。キティちゃん30周年展示会とかオリンピックに向けて?adidasのイメージ広告がやたらと多かったことぐらいしか目に付くものねーなーと、適当に人の流れについてく形で歩いてたらいつのまにか六本木ヒルズ内映画館に入ってしまってた。

12:39

特に見たくて見たくてしょうがない映画も無かったんだけど、折角並んでしまったんだし六本木ヒルズが思いのほか面白くなかったので映画を見るのも悪くは無いと判断。並んでるときに何を見ようか考えて、取り合えず上映してる作品でおれが見てもいいかなーと思ったのは「スパイダーマン2(1がアレだったから2もアレかなー)」「キングアーサー(まあまあ見たい)」「スチームボーイ(ちょっと見たい)」「ディープブルー(詳細不明だけど大プッシュされてた)」「サンダーバード(見たい)」の5つだったんだけど、待ち時間とかその辺を考えるの面倒くさかったからチケット売り場の人に「今すぐ見れる映画はなんですか」ときいたらディープブルー字幕版だと言われたのでそのチケットを買って館内へ。

んで見たわけだけど、映画の内容どうこうとか言う以前に客のあまりにあんまりなマナーの悪さに閉口した。もうね、夏休みだからとか子供連れが居るからとかそんなレベルじゃない。騒ぐ子供はいるわ親は注意しないわ平気で携帯電話を使うわ、ここは本当に映画館ですか?と嫌味の3つでも4つでも言いたくなるようなあまりの民度の低さに真剣に映画を見てる自分がアホらしくなるほど。映画館でこんなに酷いのはそれこそ「ブリキの迷宮」を見に行った時以来じゃないのか!と言うわけで二度とここで映画は見ないと心に誓っといた。

映画の内容は、卑下したりけなす意味はまったくないんだけど一言で要約できるから要約すると「生きもの地球紀行・90分スペシャル」です。NHKのそれと比べて違う点と言えば情報量少なめでナマの姿だけを淡々と映してるから非常に今風であるところと、コンセプト的には科学大好き少年少女向けではなく仕事に疲れたサラリーマンが映画館で眠るための映画と言う点ぐらい。んー、あんまし詰め込んだらただの科学教育番組になるし下手にストーリー作って一種の生き物にスポットライトを当ててしまうと90分の尺に客が飽きるとかあって、この映画は情報量少なめってのが効果的なのかな。おかげで映像の内容結構覚えられている、気になれる。

上映中は軽く殺意すら覚えた他のお客さんだけど、終わってから映画館を出る時に揃いも揃って「面白くない映画だった」と言う顔をしていたのが面白かった。ドキュメンタリー映画だって看板に書いてあるじゃないですか。

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映画館を出て多分もう見るべき所も無いだろうから次の観光地へ行く事に。六本木ヒルズ自体はおれに悪い事をしたわけじゃないんだけどこのやりようのない怒りをぶつけるべく

14:35 14:36

あんましネタ的によろしくないけど件の止まってる回転扉。あと360度adidasの広告。このエスカレータは地下に続いていてそっから地下鉄日比谷線の六本木駅に直結してるんだけど、路線図をみたらどうやらここからでは国会議事堂とかへ行けないような気がしたので引き返して大江戸線の六本木駅へ。実際は日比谷線で行けばものすごーーーーーく簡単に行けたんだけど。

15:01

これがウワサのパスネット。関西で言うところのレインボーカードとほぼ同じ。国会議事堂とかその辺に行くには青山一丁目なる駅で降りて歩けばすぐと言うように路線図に書いてあったので一駅だけどそれに従って青山一丁目へ。うむ、そう言えば「青山」って地名はなんかリッチなひとが多く居る場所みたいなイメージでおれの頭に記録されているぞー、とか考えながら青山一丁目に着いたら巷でウワサのSUBWAYを発見したので少し遅いけどまだ何も食ってなかったので昼飯。おれはこのSUBWAYなる店が関東ローカルのファーストフードだと思ってて喜び勇んで入ったんだけどあとでCくんに聞いたら普通に大阪にも店舗があるらしく、公式で調べてみたらなんとポルタ(出掛けに飯を食った食品街)にもあるとのことでしょんぼりした。

初めて来た店だし前情報何もなかったので適当にメニューを指差してこれ下さいと言ったら店員に変な顔で「あちらでご注文になってください」とか言われた。どうやらサンドウィッチ作り担当の人にメニューを告げてセットメニューが出来上がってからレジで金を払うとかそう言うシステムだったようだ。いや初めて来たんやしそんなん知るかいなーとか思いながら作るとこまで戻ってチキンなんたらセット下さいと言ったら、今度は「ではパンの種類をお選び下さい」

「これでいいっすよ」
「それでは次にお嫌いな野菜があれば・・・」
「ないっすよ」
「それではかけるソースの種類をお選び下さい」
「これで」
「それではポテトにふりかけるトッピングをお選び下さい」
「バジル」

上記の問答をクリアしてようやくレジでお金を払うことができるようになる(詳しくはこれ)。あー、関西で流行らない理由がよく分かった、あまりに面倒くさすぎる。「これ下さい」で「分かりました」が返ってこない飯屋に不快感を感じるのが関西人(これはなにも関西人に限らないと思うけど、取り合えずおれは関西人だから)だもんな。MサイズSサイズを聞かれるだけで違和感を覚えるような人にこのコマンド要求の多さは酷いと言うかSUBWAYの注文システム的に仕方が無い要求入力数だと言うのならそのシステムが不完全だと言うことだなきっと。

15:10

モノは今まで食ってきたファーストフードとは多くの点で違ってたので面白かったし、ちょっと割高感があったけどその分美味しかったので、たまたま一人で・かつお金を結構持っていて・大きく腹の減っていない時と言う3つの条件をクリアしていたらまた来るかもしれない。

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昼飯を食って駅舎を出たらなんか妙にハイソサエティな道とか建物だらけで物怖じしつつ、周りを見てもどっちがどっちか全然分からんかったので適当に歩いてたら交番があったからそこへ行ってみたら尋ねるまでもなく現地の地図があったのでそれをみると、なんと明治神宮と神宮球場がすぐ近くにあって国会議事堂へ行くにもそこを通っていくのが一番近道っぽかったので取り合えず明治神宮目指して歩いていく事にした。

15:29 15:30

明治神宮外苑。混んでいることもなく人っ子一人居ないこともなく、やかましいこともなく無音でもない、そんな場所。なんか東京の真ん中らへんに居ると言うのに田舎に来たようなそんな感覚になる不思議な場所だった。このまったりした空気にニコニコしてたら普通に跳ね馬(車オタの兄に写真見せて車名教えてもらったんだけどわすれた)が停まってたりしてこれぞ青山一丁目!みたいな。屋外で食わせる軽食屋とか結構あってここで食うのも良かったかなと思いながらつらつら歩いていくと

15:37

早くも国会議事堂が!わーいわーい!とか思ったけどよく考えたらこんなとこに議事堂あるわきゃ無いし、つうかそもそも頭の形が違うじゃないですか。大工大のアレと間違えるならともかく、一人うれしそうな顔でスワローズの練習グランドごしによく見なくても似てない聖徳記念絵画館の写真を取りまくって恥ずかしい限り・・・とほほ。

別におれの事を笑ってる人なんかいないんだけど気を取り直してすぐ真横にある神宮球場へ。実は今日ここにくるまで神宮球場の「神宮」は明治神宮の事を指してるとは知らなかったんだけど、東京ドーム・甲子園・大阪ドームなんかに比べたら周囲の環境も含めてあんまし豪勢な建物じゃないなぁと思った。大きい試合があったら交通も大変な事になりそうだし。

15:44 15:49

神宮球場。この日はヤ×広だったらしく赤い服を着たカープファンが座り込んで開場待ちしてた。あー、今季に限った話じゃないけどカープファンは大変だなぁとか思いながらそのまま神宮外苑を抜けてJR信濃駅へ。結局ほんの30分ほどで明治神宮外苑を抜けたわけだけど色々重要な建物が密集してて外から見てるだけで結構おもしろかった。

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15:59

JR信濃駅からみたFOMAタワーと慶応大学の医学部。んー、地図とか数値で見たら実際は全部都会なんだけどやっぱりこの森林率と車道に出た途端跳ね上がる人口密度が「都会と田舎の連結点」っぽい印象だなー。自然を残す街づくりをしてるんだろうけどそのおかげで変に不思議空間化してるのがおもしろい。面白がってたら日が暮れるので取り合えず駅備え付けの周辺地図を見て国会議事堂の場所を探ったんだけど全然周辺じゃなかったらしく影も形も見られず、まぁー折角無計画に放浪してるんだからとそれっぽい方向へ見当つけてあるく事に。

暫く道沿いに歩いていくとなんかどんどん林の中へ行く道になっていって、これはいよいよ大都会東京で迷子になってしまうのかおれとか思ってたら変な公衆便所を発見した。

16:04

これ。一見どうという事もなくただのしがない公衆便所に思えるだろうけど、スケールをよーくみるとこの地面の高さと便所の壁の長さから考えたらどうやっても用を足してる人の頭が飛び出す(おれだったら胸から上ぐらいまで見えるんじゃないか)ほどしかなくて、これは一体どんな愉快な便所なんだろうとワクワクしながら裏手に回ってみたら

16:04

階段で下ってた。なるほど。

また少し歩いたら今度は

16:11

うおー!東宮御所じゃぁー!東宮御所ということはつまりここには皇太子とその奥さんがおるわけでえーと次期天皇だから皇居の次に警備が厳しい所なわけで、要するにおもくそ林の中なのにどの入口にも警備員じゃなくて警官が立ってると言う緊迫感あふれる散歩道になってるわけですよ。この道はバイク便なり乗用車なりでそれなりに車の交通量のある道なんだけど歩行者はほとんどおらず、当然物珍しそうに写真をとりまくってるデブい旅行客なんかはおれぐらいしか居ないわけで、何が言いたいかと言うと写真撮りながら内心ものすごくビクビクしてました。職質されたらどうしようとかカメラ没収とか、結局大丈夫だったけど。

16:11

あと神社庁なる建物が。日本の官庁にそんなもんなかったよなぁと思ってたらどうやら各都道府県ローカルだそうです。

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入山(?)してからのらりくらりと歩いて30分ほどでかなり拓けたところに出て遠くにビルなんかも見えるようになってきたのでなんか目印になりそうな所無いかなぁと思ったら

16:26

迎賓館。東宮御所入口もすごかったけどここも相変わらず警備がいて、写真を見ても分かるとおり警官がうろついてるんじゃなくて警察車両にこもったままなのが不審者はあっちいけオーラをかもし出してて恐かった。迎賓館前を抜けると道が色んな方向に伸びてて自分がどっちに向けて歩いてるか分からなくなった所に丁度四谷の駅が。

16:36

駅前にある周辺地図を見たら確かここにもまだ国会議事堂とかその辺の事は書いてなかったと思うんだけど、出がけに適当に調べた方角的には東へ東へ行けばいずれぶちあたるはずだと記憶してたので外堀通とか言う高速道路高架わきの道をとぼとぼと歩く。ここも交通量はだいぶ多めだけど相変わらず人通りは無い道だった。まぁ平日の夕方ちょっと前だから当たり前か。

また外堀には「釣り禁止」とか書いた張り紙が何枚もあるのに平気でボートまで浮かべて釣りをしてるひとが結構いたりとかよくわからない状態だったんだけど、その堀に沿った道が中々に東京らしい風景で観光気分にひたりまくれたり、かと思えば

16:43 16:44

テロ警戒中だった。東京に来て初めてこの単語を目にしたけどそうだよな、不審者対策って言うかこのご時世ならテロ警戒するよな。東京だし。しかし確かに首都高をふっとばされたらかなり機能低下するだろうけど実際はこのへん全然警察とか警備員も居なけりゃ車通りはあるけど人通りは無いじゃないですかーとかつっこみながらぶらぶらと。赤坂見附なる駅が見えた所で完全にどこへ行けば良いかわからなくなってたので大人しく交番で聞こうと思ったら交番前に周辺地図が!それによるともう国会議事堂まで目と鼻の先と分かったのでこの辺でCくんに連絡入れてすこし休憩してからまた散策開始。

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17:07

おー、滋賀からはるばる来たぜ永田町!たかだか一地下鉄駅の真横だってだけなのにこの厳重な警備体制!流石はテロ警戒中やね。あとこの手前に参議院議長公邸だかなんだかがあったんだけど、そこの写真を撮り終えてさぁ移動しようと体の向きを変えた目の前1mほどのところに自転車に乗った警官が居て腰を抜かすほど驚いた。驚いたけど不穏な動きをしたら何言われるか分からん(言われても応じられるはずなのに)ので、ただの観光客を装って(本当にただの観光客なのに)口笛を吹きながら警官の横をスルーしてきたりとか。嘉門達夫もびっくりの小市民っぷり!

そして

17:08

ようやく本物がキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!て言うかおれが勝手に騙されてただけなんだけども。いやーやっぱり国会議事堂はいいランドマークだね。日本中からここめざしてーとか小泉の政治がーとかは分からんからアレだけど、こうしてみてくれが面白かったりデデーっと無駄に存在感を主張してる建物自体は、いい。この辺から警備の厳しさが加速度的に跳ね上がっててビルの前に警視庁ジャンパーの警察が5人ほどうろうろしてるなんて永田町一帯には厳戒令でも敷かれてるんかいなーとか思ってたら

17:09

自民党の本部ビルだった。なるほど納得したんだけどもうこの辺になると警備が本当の警備になってて、人手も多けりゃ機動隊バスも待機してるし簡易バリケードもあって門外に立ってる人は刺叉装備だし、こりゃちょっとやそっとの事じゃ攻め入れないスタンバイっぷりに感心した。真の警備とはこういう状態を言うのであって丸腰の雇われ警備員が一人突っ立ってるようなのはアンタそりゃ警備とは言いませんよ!とか言われてるようなかんじ。しかも自民党本部の道向かいには永田町小学校があったりして、ここは日本でも最高の警備を誇る小学校だろうなぁとかおもった。

そのまま進むと国会議事堂が見える位置まで行ったんだけど十字路の逆方向に最高裁判所があるとの事だったのでそっちから先に見てくる事にした。

17:27

で、最高裁判所。日本でここにしかないランクの裁判所だからさぞかし議事堂風なんだろうなぁと思ってたら、この写真だとあんまし分からないけどもうどっからどう見てもフォートレスマキシマスなデザインだったのが意外や意外。思わずその辺をうろついてる警官に「これは要塞化した町の中心ですか」と尋ねたくなったり、今にも攻城戦が始まってワー!の雄叫びとともにカタパルトから岩が飛んできそうな外観だったんだけどみんな普通の顔してたのがアレ。毎日見てりゃ東京タワーと増上寺みたく慣れるもんなのかな。

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最高裁から戻ってきたら17時を過ぎてぼつぼつ辺りが暗くなり始めてたのでそそくさと議事堂をぐるっと一周して(首相官邸を見忘れてたけどあの警備体制じゃ覚えてても行けたかどうか)正面玄関へ。途中正面玄関と建物を挟んで正反対の位置に「国会内郵便局」なる局があって、多分主には国会内に届く郵便物とかここで処理するんだろうけど簡易保険のノボリこそ無いけどちゃんと窓口もあって局員がいたので驚いた。

17:52

あー、本物だ。あとここには流石に観光客らしきひとが何人かいて同じように写真撮ったりしてたから、おれもそれにまぎれて安心して撮影する事ができたよ。とは言っても

17:53

360度見回すと視界に5台ばかし機動隊バスが入ったりするけど。警官もごろごろうろついてるしおっかねー場所だなぁとか思ってたらそれもそのはず

17:55

今度は目の前に警視庁が!警視庁て!警視庁かよ!警視庁ってことはこの中にダムを守ろうとする織田裕二とか頭の上に輪っか浮いてるいかりや長介とかゼロ距離で撃たれたユースケサンタマリアが居たりするわけですな!それは湾岸署ですか!ムッハー!しかし今日びのネットワーカーたちがおびえるのはこの大本営じゃなく京都府警なんだよなぁーとか思いながら霞ヶ関官庁街へぶっこみ。

18:05

の前にもっかい議事堂(※クリックでひぎぃ)

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もう随分日が暮れかかってたのでこのままチンタラしてたらこのカメラの苦手な夜景になってしまうし、何より映画を見てた90分以外はずーっと歩きっぱ立ちっぱで体が悲鳴をあげてたのでアイタタな外務省とか東京特許許可局もとい特許庁とかは諦め、お目当ての建物だけ撮りに背広姿の庁職員達にまぎれて虎ノ門駅前まで。お目当ての建物とは

18:14

日本郵政公社ビル!郵政省から総務省にかわって公社化されてまた場所が変わったとか色々あるらしいけどこのビルはしょぼかった。単体のビルを与えられてるってことはそれなりにプライオリティ高いんだろうけど、どうにも「公社だから仕方なく・・・」みたいな空気が漂ってたのが物悲しいかぎり。見張ってるのが警官じゃなくて警備員だったのもその辺に関係あるのやら。

そんな事を考えながら建物の周りを見てたら「日本郵政公社内郵便局」があるのはまぁ予想通りだから良いとして、物凄くあやしい位置(歩道上ではなく駐輪所なんだけど、公道から十分見える位置)にドトールコーヒーの看板が出ててこれは郵政公社に用事の無いパンピー(官庁街で働いてるひとではないひと)が利用してもいいのかそうでないのかで悩みぬいたあげく、意を決して公社ビルに入ろうとしたら今度は玄関の張り紙に「入館申請用紙が変更になった」とか書いてあって入館には申請が必要なのか!と思ったんだけどその紙を発見した時点でおれはもうビルの入口に居たので不自然に引き返すこともできず、中で問い詰められたら謝ろうとか思いながらビルに入ると普通に受付があったので入口横のドトールコーヒーを指差して「あれって一般人が入ってもいいんですか?」と聞いたら笑顔でどうぞご利用下さいと言われたんだけど、やっぱりビクつきながらアイスココア飲んだ。

18:27

ここ。みんなも行ってみてね☆

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ただココア飲んだだけなのにやりとげた系の心地よい疲労感を味わいつつ虎ノ門駅で汐留までどうやって帰ろうかと思案してたら、なんと気が付けば新橋まで1駅の場所まで戻ってきてたようでここまで着たなら歩いて帰ってやろうつうワケでテクシーで新橋へ。もう随分いい時間になってたので周りは仕事帰りのサリーマンだらけ、おれも腹へってたから今日一日部屋でぐったりしてたはずのCくんに連絡取って新橋まで出てきてもらって晩飯を食いに行った。例によってCくんに店選びしてもらったら食い物屋街を往復するまで決まらなかったんだけど、おれが一人で新橋の駅まで歩いてくる時にはまったくただの一人として声をかけてこなかったのに、Cくんと2人でうろついてたら20メートル進むたびに飲み屋なりキャバクラ(?)の呼び込みが「お兄さん達いかがですか!」と言ってくるのが面白かった。きっとちゃんと呼び込みのマニュアルがあって、しかもそのマニュアルに沿ってちゃんとやってるんだなぁ。

その荒波を乗り越えて食った晩飯が

19:32

結局南極フランチャイズ。晩飯で東京のど真ん中でしかも鱧のテンプラなのに随分安くてさすがはチェーン店だなぁとか思ったんだけど、前日の定食屋と同じく値段から期待した以上の味だったから、実は関東ローカルのフランチャイズってのはおしなべて質が高いんじゃないかという説が。いま思えば高いところはべらぼうに高かったけど、ちゃんと安い値段でも飯が食えることが判明した旅だった。そもそも前回はシオサイトでトンカツを食うなんて暴挙に出たから・・・

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夜食になりそうなおやつとか明日の分の朝食を調達し、汐留駅で明日の始発時刻を聞いて(ここは無人駅だからインターフォンを使用!)から部屋に戻ってテレビをみたり今日おれが行ってきた所の話とかしてたら

22:17

あやしい声優番組が。なんか衛星放送でたまにある静止画プラス音楽と同じ感じで、随分切り替わる頻度の低いパーソナリティの様子プラスアニラジと全く同じノリのトークと言う見るひとが見たら大喜び・アニメは見るけどドラマCDはダメみたいな人がみたら発狂するんじゃないかと言う混沌とした(おおげさ)番組だったんだけど、なんか妙にツボに入ってしまったと言うか声優のラジオは本来ヘッドホンで聴いてニヤニヤすべきであり同じくこう言う番組は本来一人で見るべきところをバカ2人で見てしまったせいで聴き(見?)始めから番組終了までずーっとゲラゲラ笑いっぱなしだった。

23:01

声優番組が終わったら今度は間髪居れずにWRCの番組がー。声優番組が1時間でWRC番組が30分と言う非情な温度差をかみしめつつ次の日はいよいよ夏本番なのでにえぞくんに電話してさっさと風呂入って日付が変わるぐらいに布団に入ったんだけど、一日中歩いてたせいかクーラーの温度設定が難しかったのかは分からんけど目が冴えて冴えて全く眠れず。ここへきてよもや眠れないなんていう事が起きるとは思わなかったから気持ちが焦って余計目が冴えてしまって結局トータルで1時間ほどしか寝てない状態でC66へと突入するのであった。