20040811

2004/08/11 Wed
Go East

前回のC65に割とあっさり参加できてしまい、しかも汐留(ビックサイトまで30分!)駅前+宿泊費タダ!と言う甘い汁を知ってしまったので今回も問題なくコミケに参加してきた。日割りでは基本的なスケジュールは前回とほぼ同じだったんだけどオフ宴会のスケールがやたらとでかくなってたりとか東京観光に丸一日を費やしたりできたので趣としては随分「コミケ色」のうすい旅だったかんじ。以下そのへんのレポートと言うか写真付き絵日記。

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色々協議した結果10日には行ける準備が出来てたんだけど念のため11日から東京入りすることに決まったのでゆっくり準備して部屋を出た。今回は早めに東京入りすることで13日のC66一日目に向けてワンクッションおけるし、東京についてからすぐにする用事が無かったおかげで遅くなろうが早くなろうが良かったんだけど何となく前回通りにやれば酷い失敗はないだろうと予想したのと、あと昼飯を丁度食ってから新幹線に乗れる時間だったのとで出発時刻は前の冬コミの時とほぼおなじ10時ごろに。

09:57

下宿を出たところだけど当然ながら雪はなく、cgbspenderくん(※頻繁に出てくるので以下Cくんと省略)とあれ(冬コミ)からもう8ヶ月も経ったんだなぁーとか「ダメ季節の移り変わり」を体感しながら徒歩で駅まで。徒歩だと駅まで20分かかるんだけど前回帰りが無茶苦茶しんどかった事を覚えているので、半ば自動的に帰りはタクシーの算段に。あとルートとか宿泊地とか何から何まで前回のをなぞる旅なんで、現地のイベントには期待したけど旅そのものに対するワクワク感はおれも彼もあんましなかったかんじだ。夏休みでお盆直前で昼間と言う結構絶望的な時間帯にしては乗客の少ないJRに乗って京都へ。

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11:00

この時点で財布に700円ほどしか入ってなかったので京都駅前のごっつい郵便局で残ってた小遣いを、近鉄百貨店で奨学金をたんまり下ろして取り合えずめし。おれは新幹線の中で昼飯食っても良かったんだけど、Cくんに言わせると「新幹線に乗ってしまえばその中でも向こうに着いてからも安くてうまいものは食えない」との事なので適当に京都駅前地下にある食い物屋街で店を探した。

11:21

杵屋。今回の旅ではCくんと外で飯を食う機会が何度かあって、結果的に全ての場合においてかれの意思を優先したんだけど相変わらずの偏屈こだわりっぷり(かれはその一店限りの店に入ることが滅多に無く、かならずフランチャイズや全国チェーンの店を選びたがる)で店選び一つごとに苦労した。その辺は追々また出てくるはずだけど、取り合えず量は腹6分目だけどカツ丼もそばも美味かったので満足して、さんに渡す土産を買うために伊勢丹へ。前回は茶だんごだったから今回は何にしようかと迷ったんだけど、京都と言えば!の生八橋は13日のオフに持ってこうと思ってたのでそれならここぞとばかりに我等が小山園のお中元セットにした。のしをどうするか聞かれたんだけど「書類不備御祝」とか書いたら投げて返されそうだし要らないですと言っといた。

生八橋はホーム内なので取り合えず新幹線窓口へ。前回のでノウハウが分かってるからスムーズに買えるかと思いきや窓口であたったJRのおっちゃんが物凄く無愛想なひとで、おれはいかなる時でもおれと関係の無い人には明るく分かりやすく対応するのがモットーなんだけどあそこまで苛立ちオーラで対応されると結構辛かった、と言うか隣にいたCくんはあからさまに不快な顔してた。国鉄は恐いからこれ以上つっつかず前回と同じ22200円払って自由席をゲット。ホームで無事生八橋も買って格安自由席の新幹線に乗り込む。

12:07

みやげー。しかし流石は指定席でなく自由席と言うかリッチメンでなく貧民層と言うか乗客がDQNばっかだったのが面白かった。3人がけのシートに寝そべる40過ぎっぽいおっさんとか、ベビーカーをすっ転ばせて物凄い音を立てるママさんとか、はしゃぎまくる子供とそれに一々舌打ちして小声で文句を言うおっさんとか、もうじき新横浜なのに「富士山マダー?」とか言ってるおれらとか!新大阪がスタートだから割と混んでて運良く座れたけど、やっぱり座席稼働率は高く名古屋で乗ってきた人は普通に通路で座り込んでた。

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14:26

あっという間に東京に到着。新幹線も一度乗れば慣れてただの交通機関に成り下がってしまう辺り、自分も成長してしまったんだなぁとおもった。この素早さはハイテクに寛容な現代人としては当たり前なのかなー。でもいつまで経っても新幹線で大はしゃぎ(別に迷惑をかけると言う意味ではなく、ワクワクすると言う意味で)できる心でありたいもんだ。

宿泊先への道順も分かってるのでつつがなく山手線に乗って移動。これまた前回同様あの液晶表示に2人して「すげーよなー」と言って新橋へ、新橋から汐留はゆりかもめで1駅なので徒歩。これまた前回同様2人して「すごいとこにあるよなぁー」とか言ってたら

14:49

8ヶ月前は建設中だった汐留住友ビル(左)が完成してた!でかい!きれい!黒い!

14:49

でも陸橋は建設中だったよ。

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14:54

想定してた時刻よりかなり早く宿泊先に到着。ここも相変わらず景色が無茶苦茶だなぁーとか思いながら写真を撮ったりテレビを見たりクーラーかけてぐったりして夕方まで新幹線の疲れ?をいやしてた。Cくんには散々サークル入場がうんたらで文句を言ったけど、良く考えたらゆりかもめの駅まで徒歩2分と言う異常なロケーションのマンションにタダで泊まれる時点でかなりのアドバンテージ持ってんじゃないかと言う事に気付いてアレ。まぁいいか。

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しばらくグダった後で日も暮れてきたので晩飯を食いに行く事に。前回は飯屋がどこにあるのかサッパリ分からなかったので取り合えずカレッタ汐留と言う高級飲食店街とコンビニのお世話になりまくったんだけど、今回は事前にリサーチ済みで新橋の駅向こうか浜松町(どちらも1駅なんで徒歩圏内)まで行けばいくらでも食い物屋があることが分かっていたのでこの日は浜松町方面へ。

17:45

食い物屋がちらほら見えてきたんだけどだましだましCくんを東京タワーに誘導。10日に東京入りできてたらおれより更にものぐさなかれも連れて東京観光しようと思ってたんだけど11日になってしまったので(12日に歩き回ると13日に体力がもたない!と言うのが言い分らしい)せめて東京タワーだけでも連れて行っとこうと言うか、折角ここまで出てきたんだしそりゃ当然行くでしょうみたいな。

17:55

増上寺と東京タワー。ものすごい絵面だ、日本全国広しと言えどこのトチ狂った景色はここでしか見られない。境内には観光客もちらほら居たんだけどなんか生活道に使ってるっぽいひとが割とたくさん居てこれもまたものすごい話だなぁと思った。あんたらは毎日この対比を見ている(そしてそれが日常として刺激を感じなくなっている)のかー、うらやますぃー!

そのまま抜けて東京タワーのふもとへ。

18:00 拡大

はらたいらもしっかり見てきた。しかしなんでこんなとこにカラフト犬なんだろうか。あとこの辺を実家で親父に聞いたらそんな像あったけかと首をひねられたりして、小学校あがりたてぐらいのガキを連れて階段でタワーに上ったり蝋人形館につれて行ったりする前にこう言うのを覚えとけよーとか思った。

それはともかく東京タワー。

18:06 18:19

本当なら、と言うかおれとしてはかなり特別展望台まで行きたかったんだけど金が勿体無いとCくんが渋ったので諦めて(彼がこんなとこに来る事自体たいへんまれなんだけど)150mどまりの通常展望台へ。ぬあー折角東京タワーまできといて通常展望台かよー勿体NEEEEEEEEEE!とか思ったけどそれでも通天閣展望室の倍ぐらいの高さあるんだよな。しかし無料で入れる都庁の展望室よりは低い辺りがなんともかんとも。あとタワーらしくちゃんと土産物屋があったりとか、メインエレベーターは物凄く綺麗なのに本館用エレベーターが学生マンションばりに汚かったりしておもしろかった。

18:30

やっぱり東京タワーは日本一だ!

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いい加減日も暮れ始めたので来た道を引き返しながら晩飯食う場所を探すことに。

18:39

途中いつぞやネタになった中国料理店「蘭花(Rang-Fan)」に出会ってしまったので激写しつつ、こんなとこはべらぼうに高いに決まってるので浜松町まで大人しく戻ったんだけど、ここでまたCくんのスーパー飯屋選びタイムが始まってしまって貿易センタービルの地下食品街を2周しても決まらなかったり駅前らへんをウロウロしたりして、結局いただきますと晩飯にありつけたのは30分後。任せたのはおれだから文句言ってもあれだし、おれが選んだら少し高めの店になってただろうからこの辺実は上手くバランスとれてたのかもしんないなーとか。

19:15

ごはん処おはち。あからさまにフランチャイズだったんだけど値段の割に美味しかったし結構量があったので助かったと言うか、料理待ちの番号札に思いっきりハンバーガー屋の名前が書いてあったりしたけどまぁ良かった。あと隣の席に座った20代半ばっぽい男性二人組みがやたらと喋り捲る人たちだったんだけど、当然の事ながらものすごく標準語でおもしろかった。ここは東京なんだ!

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食い終わったらまだ早い時間だったので帰りにコンビニでおやつとかきららとか買ったりして部屋に戻った。部屋でぐだぐだしてたら丁度映画「バックトゥザフューチャー2」をやってたから見たんだけど、字幕部に「BSの聴取申請しろ」だのどうのが被っていておれらにどうにも出来るはずも無く、中途半端に読めない字幕にイライラしながら見終わったら今度は劇場版パトレイバー3をやってる途中だったのでそっちも見た。買ってきたおやつをむさぼってる時、そう言えば部屋の貸主から冷蔵庫に入ってる食い物類をもらってもいいとか言う話があったことを思い出したので

01:09

それでは早速とスーパードライを貰ってグイッと飲んだら、酸っぱかった。

02:39

こりゃひでぇ。と言うか冷蔵庫の中の物はカップ麺まで見事に全滅だし、つまるところ食い物も酒も自分らで買って来いと言う前回と同じ状況なわけでアレ。まぁ酒を飲むとしたらこの日の夜しかタイミング的には無かったから別に痛手と言うわけじゃなかったんだけど、しかしここまで豪快に味の変わったスーパードライ(おれはビールと言えばスーパードライのひとなのでこれだけは味が分かる)を飲む事になるとは。おそるべし東京。

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その後もテレビを見たりグダグダしてたら遅くなったので(コミケまで1日クッションがあるから余裕をかませるのだ)前回宿泊時と同じ布団構成にして、目覚ましはかけずに寝た。