ヨーロッパ標準規格のオゾン分析(III)
オゾン分析の精度と留意点
精度
公称濃度 20 g/m3 の大気から製造されたオゾンについて検出限界は 0.1 g/m3 (NTP)、標準偏差は 0.03 g/m3 である。高濃度のオゾンガス(100 g/m3 から 200 g/m3 の範囲)については標準偏差は測定値の 1% となる。ガス流量と圧力の誤差を考慮する必要がある。
注意
- すべての上流側輸送管、減圧道具はオゾンと反応しない材料、例えばガラスとか、ポリテトラ・フルオロエチレン(PTFE)のような材料であること。
- ガスが接触し輸送されるシステムは大気圧の出口を持つこと。
- すべてのガス流れは NTP (273K, 1013 kPa) で表示されること。
- ガス流れは精度 1% で測定されること。体積ガスメータや気泡トラップが推奨される。
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