2001年9月11日午前10時10分頃、アメリカ・ニュージャージー州ニューアーク発同国カリフォルニア州サンフランシスコ行きユナイテッド航空93便ボーイング757-222(N591UA)が、ペンシルべニア州ピッツバーグから南東約100Kmの同州サマーセット近郊の炭鉱跡地に墜落した。
この事故で乗員7名、乗客37名(日本人1名を含む)、計44名全員が死亡した。
同機は午前8時44分頃ニューアークを離陸し、しばらくは通常通り飛行したが、午前9時45分頃、突然に針路を変更し、ワシントンに向けて飛行し始めた。FBIによるとハイジャック犯は4名と見られている。ナイフと爆弾で武装したハイジャック犯は、乗客を最前方と最後方に移動させて機内を制圧した。午前10時頃、乗客の一部が蜂起してハイジャック犯に抵抗、コックピットに突入し格闘となった。墜落現場から回収されたボイスレコーダーによると、墜落直前コックピット内は英語とアラビア語の怒号が飛び交っていたと伝えられている。事故機は急角度で地面に墜落しており、地表には大きな穴があいた。
なお、アメリカではこの日、本件以外に以下の3件のハイジャック事件が発生した。
本件を含む4件の同時多発テロによる死者・行方不明者の総数は3800名を超える模様である。