事故詳細

(事故No,19710730ja)

通称:全日空雫石事故

 1971(昭和46)年7月30日午後2時2分から3分頃、千歳発羽田行き全日本空輸58便ボーイング727-281型(JA8329)と、訓練飛行中の航空自衛隊F-86F戦闘機(92-7932)が岩手県雫石町上空28000フィートで空中衝突し、両機とも墜落した。
 この事故で全日空機に乗っていた運航乗務員3名、客室乗務員4名、乗客155名、計162名全員が死亡した。自衛隊機のパイロットはパラシュートで降下し無事であった。
 本件は当時としては世界最悪の航空事故であり、日本で初めての空中衝突事故であった。
左の写真は、全日空機と空中衝突したF-86F
事故の月(1971年7月)に松島基地で撮影された貴重な写真(戸田保紀氏撮影)

◎関連文献(刊行年順)
著者名書 名出版社刊行年頁 数
判例時報社判例時報911号「民事第1審判決(東京地裁昭和53年9月20日)」判例時報社14頁〜93頁
判例時報社判例時報1308号「民事第2審判決(東京高裁平成元年5月9日)」判例時報28頁〜108頁
判例時報社判例時報773号「刑事第1審判決(盛岡地裁昭和50年3月11日)」判例時報社21頁
判例時報社判例時報890号「刑事第2審判決(仙台高裁昭和53年5月9日)」判例時報社15頁
判例時報社判例時報1089号「刑事上告審判決(最高裁昭和58年9月22日)」判例時報社17頁〜24頁
松岡浩判例タイムズ385号「雫石航空機空中衝突事件の研究」 2頁〜23頁
 判例タイムズ312号「民事第1審判決(東京地裁昭和49年3月1日)」 224頁〜233頁
外山智士「全日空雫石事故民事第2審判決の分析」(増補改訂版)本ホームページに掲載2004年
上記文献のうち現在も流通しているものについてはこちらで入手できます。
 


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