ボーイング727

 1963年2月9日に初飛行した短・中距離向けの3発のジェット旅客機。T字尾翼の醸し出すフォルムと優れた高揚力装置を持つことで有名。1984年生産終了。シリーズ合計で1832機生産された。初期型の100型よりも、ストレッチ型(主翼の前後でそれぞれ胴体を約3mずつ延長)の200型が有名である。200型は、1967年7月27日初飛行。ボーイング727は、日本では日本航空(現日本航空インターナショナル)が100型、全日空が100型と200型、東亜国内航空(現日本航空インターナショナル)が100型と、主要三社が揃って運航していたこともある。
 需要も人気も非常に高かった旅客機であったが、とりわけ全日空にとっては、初めて導入したジェット旅客機ということもあり思い入れの強い旅客機であり、現に全日空の乗務員達はボーイング727の全機退役に際し本を出版したほどだった。1990年の全日空からの引退を最後に日本の航空会社から姿を消した。

スペック100型200型
全日空ボーイング727-200
撮影:外山智士 大阪空港

日本航空ボーイング727-100
撮影:戸田保紀氏 1966年 羽田空港
全長40.59m46.68m
全幅32.92m32.92m
全高10.36m10.36m
胴体外径3.76m3.76m
最大離陸重量68900Kg78200Kg
巡航速度880Km/h880Km/h
航続距離3100Km2170Km
最大座席数125席155席
搭載エンジンP&W JT8D-1P&W JT8D-9

関連事件事故

〔国内(日本の航空事故総覧)〕

〔海外(世界の航空事故総覧)〕

ボーイング727

(C)1997-2009 外山智士

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