1966(昭和41)年2月4日午後7時、千歳空港発羽田空港行き全日本空輸60便ボーイング727-81(JA8302)が羽田空港に着陸進入中、同空港の東南東約12kmの東京湾に墜落した。
運航乗務員4名、客室乗務員3名、乗客126名、計133名全員が死亡した。
公式の報告書では原因不明とされているが、エンジンの不調に加えて、脚部に設置されたグランドスポイラーのリンク機構に不良があり、飛行中でも地上にいるのと同様の状態となり、飛行中にフライトスポイラーを展開した時にグランドスポイラーまで同時に展開してしまった可能性が強く、これらが複合したことにより墜落に至ったとの説が有力である。本件は当時、一機単独の事故としては世界最悪の空の惨事であった。
![]() |
昭和40年8月10日(事故の約6ヶ月前)千歳空港で撮影された事故機 赤松直博氏提供 |
◎関連文献(刊行年順):書名のリンクをクリックするとamazonの該当書籍の紹介ページが参照出来ます。 |
著者名 | 書 名 | 出版社 | 刊行年 | 頁 数 |
山名正夫 | 「最後の30秒」 | 朝日新聞社 | 年 | 頁〜頁 |
柳田邦男 | 新潮文庫、フジ出版社 | 年 | 頁〜頁 |