ローカル線運航を目的に1997年4月1日に日本航空(現日本航空インターナショナル)の100%出資により設立された同社は、親会社の日本航空が所有してきたボーイング737−400(JA8991・JA8992)2機を譲り受け、伊丹−宮崎線と伊丹−鹿児島線を引き継いで1998年7月1日から運航を開始した。その後も伊丹−熊本線、伊丹−大分、伊丹−長崎線、伊丹−仙台、仙台−札幌線、名古屋−鹿児島と就航路線を拡大している。
同社は設立当初から競争力の強化を狙い、従来の日本航空便に比べ20%のコストダウンを目指しており、乗員に関しても人件費を圧縮すべく、パイロット採用時にはライセンス所有者を対象にしたり、キャビンクルーの職務としてターンアラウンド時の機内清掃や搭乗ゲートでの案内業務を行わせるなど様々な試みが行われている。
日本航空と日本エアシステムの経営統合に伴い、2005年度から、日本航空ジャパン(旧日本エアシステム、現日本航空インターナショナル)が保有していたMD-81が順次移管され、これまでボーイング737-400のみの単一機種でで運航されてきた同社に新たな機種が加わった。
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ボーイング737-400(JA8992) 撮影:1999年5月大阪国際空港 |