デハビランドカナダ社(現ボンバルディア社)が単発機DHC−3オッターを双発化し、1965年開発した双発ターボフロップ機。胴体こそオッターのものをそのまま流用しているが、双発化により400m程度の滑走路でも離着陸できるSTOL性能を身につけた。1988年に生産を終了し、約830機が生産された。国内では日本トランスオーシャン航空、エアーニッポン、琉球エアコミューター、エア北海道で使用されていた。
2006年3月31日、国内最後の1機(JA8797)を運航していたエアー北海道が路線を廃止したため(エアー北海道自体の清算〔2006年7月〕に伴い)、国内航空会社から退役した。
スペック | ![]() エアーニッポンDHC-6 (NKA時代の名残を残した塗装) 撮影:1990年7月19日函館空港 |
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全幅 | 15.77m | |
全長 | 19.8m | |
全高 | 5.94m | |
最大離陸重量 | 5670Kg | |
最大巡航速度 | 337Km/h | |
エンジン型式 | P&W PT6A-27 | |
エンジン推力 | 620shp×2 | |
座席数 | 20席 |
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〔海外(世界の航空事故総覧)〕