パッサカリオン

   Passacaglion

●パッサカリオンとは家の廃材や家具など、あなたの思い出の詰まった品で創るバイオリン風手作り楽器です。

音色を左右する最も重要な表板と裏板にそれらの品を使用します。

たとえばおばあちゃんが使っていた箪笥を材料にして創れば、それは世界でただ一つのおばあちゃんの音がするパッサカリオンとなります。



材質・特徴


1.スクロール   洋桜  美しい葉模様の彫刻が施されています。     

 

2.糸巻   黒檀

3.指板   黒檀

    フレットマークがあるので初心者の方にも比較的らくに演奏ができます。演奏方法はヴァイオリンと同じです。

4.表板   あなたの想い出の品を材料として創ります。

5.あご当て  黒檀

6.ナット   黒檀

7.ネック   洋桜

    普通のヴァイオリンよりも胴体が短い分ネックを長くしてあるので、高音部の演奏が比較的楽に出来ます。ネックが長い分ハイポジションでの演奏がバイオリンを弾かれる方には少々戸惑いがあるかもしれません。

8.横板   ひのき

9.裏板   あなたの想い出の品を材料として創ります。

10.    ドミナント製ナイロン弦

11.    洋桜

12.アジャスター  A線、E線に使用。

13.テールピース  黒檀

14.エンドピン   黒檀

 

パッサカリオン  ~名前の由来~

パッサカリオン(Passacaglion)は音楽用語のパッサカリア(Passacaglia)《伊》から来ています。

パッサカリアとは、16世紀のスペインに起こった舞曲で、のちに器楽曲の形式に発展する変奏曲の一種です。

つまり材料のもともとの状態から楽器へと変化させるという事で変奏曲の意味を持たせ、また舞曲(dance)の語源にー生命の欲求ーという意味があり、家の廃材など死にかけた材料にもう一度楽器としての命を与えるという事からパッサカリアの名を借りて、1999年に私、竹田工房代表・竹田佳宏がパッサカリオンと命名致しました。

琵琶湖の流木で創ったパッサカリオンで、琵琶湖の音を奏でる作者。