建築工程3 風呂・階段・内装下地
風呂や階段は予算が回りにくいので小さく、狭くなりがちです。我が家もそのままです
ドアなどの建具や階段板も売っているんですね。大工さんがつくるのじゃなくて。

風呂はユニットバスです。メーカーのタカラスタンダードではシステムバスといっているようです。
この風呂とキッチンの色を決めるためにタカラのショールームまで行きましたが、あれは設計とか間取りとかを決める前に 行っておいたほうがいいというのは本当ですね。たしかに風呂などは 1坪用 (1616といいます、160cmの160cmこと)や1.25坪用 (1620)は余裕があっていいです。ただ風呂に大きい出窓のついているのもありましたが、あんな窓がついていて隣家が気にならない 敷地なら全く別の家が建つと思うのですが。 ユニットバスも10年前のいかにもプラスチックのカプセルのようなものに比べると格段によくなっています。また、お風呂は栓だけしとけば ボタン一つでお湯が適温適量に自動的に入ります。どうやらこれが普通のようです。ついでに浴室乾燥機(電気式)をつけました。 しかし、昔のマキで炊いてかき混ぜなあかん、木のヌルッとしたような風呂に比べると・・・
階段の踏み板や手すりはノダという会社の内装材で既製品が売っているようです。踏みしろ(水平方向の幅)と蹴上げ(1段の高さ)は 法令の基準 を満たしていますが、それでもずいぶん狭く感じます。私の子供の頃は階段のある家に住んでいましたが、 アパートに住むようになってからは室内に階段がなかったので、上り下りがしんどく感じます。 子供の頃は階段が好きだったように思うのですが。 写真の奥にとりつけ前のドアが見えています。これも既製品ですが、以前にすんでいたところよりは上等のようです。蝶番がDIYショップにない感じ のもので3つついていますので。 ドアのノブというは、最近のは回すのでなく、レバー式が多いようです。
室内の間仕切り壁です。本によるとここには胴縁(どうぶち)という細い木を打ち付けてからボードを張るようですが、この家ではこの形で石膏ボードを打つようです
左側にある斜めの棒は筋違(すじかい)といいます。建てだした頃は、この名称も覚えられず「はすかい」とか「かすがい」とかと混同して ほとんど「すらっと茶」状態でした。
筋交いのある壁を耐力壁といって地震や台風のような横向きの力を支える働きがあります。その強さを 壁倍率 という数字で表し、この筋違の場合90×45mmの筋違です ので壁倍率は2.0、外壁の構造用合板の2.5になります。家をたてるときはこういう風にして、壁量計算をするようですが、建ってから資料でもらいました。
一応柱はヒノキらしく、柱の内、何本かは構造用集成材といって2cm厚くらいの板を張り合わせてあるようです。 これのほうが強いという話ですが、なーんかベニヤの印象ですね。
内装下地用の石膏ボードが張り終わって、目地を埋めたところのようです。壁と天井の取り合いのところに隙間があるのが気になるのでですが、まあ、 そういうものかもしれないので工務店には何も言っていません。壁紙の柄は2,3日ぐらいかかって考えて見本の中から選びました。 ところが、見本では柄が見えても実際に貼るとほとんど白に見えてしまいます。 ただ、物をぶつけたとき破れやすいものと比較的丈夫な物があるようなので階段には丈夫なのを使って、しかもなるべく色の濃いを選ぶべきだったと 思います。(荷物をぶつけたり、子供が手で触るので)
壁紙といえば、話題になっている化学物質過敏症ですが、最近はノンホルマリンのものが多いせいか、私が鈍感なのか、まったく何の症状も臭いもありませんでした。 まあ、元の住所がすぐそば(直線で200mくらい)なので、引き渡しから引っ越すまでの1週間ほど昼間風を通していたのがよかったのかもしれません。

こうやって家の出来方をみていると、出来合いのパーツをつけていくので割と簡単なようにもおもったりしますが、前に住んでいた方の部屋の壁紙を自分で張り直してみると しわがいったり、継ぎ目が合わなかったりして全然うまくできませんでした。また押入にもう一段棚をつくろうとして、木を打ち付けても不思議と傾いてしまいます。
それを考えるとやっぱり、プロは違うなぁと思います。単に私が不器用なだけかもしれませんが。
この頃になるとドアや窓がしっかりと取り付けられているので、最初の頃のように気軽に入れません。また、引っ越しの準備とかもあって 写真を撮る間隔が長くなってきています。

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