![]() |
基礎・・・
布基礎
の配筋写真です 根切り(地面を掘ること)した穴に割栗石を入れて、石の隙間を埋める砂利を入れます。 ランマー(ドッドッドッと固める機械)で押し固めてから、捨てコン(下地になるコンクリート)を打ちます といっても、この写真をとったころはそういうことは何も知りませんでしたので、この状態より前のときを見ていません。 まだ何も知らないころで、基礎はセメントのブロック(3つ穴のあいたやつ)を並べてつくるものかと思っていたくらいで、布基礎の意味がわかり ませんでした。今、写真を見ると、鉄筋の径が端はD13になっているかとか、フーチング幅(底の幅)が450mmかなとか、地面からの立ち上 げが 耐久性タイプ なので400mm以上か、コーナー部と換気口付近の補強はあるかとか、いろんなことが気になります。 パソコンでも初めは何でも同じに見えるのに、ハマッてしまうとチップがSiSだとかALiだ、いや440BXだとかいうのと似てますね。 |
土台・・・基礎の上に乗る木の枠みたいなもので、写真の黒っぽい角材です。 色の白っぽいのは土台ではなく床を支える大引(おおびき) といいます。写真では見えませんが、大引きの下に 床束 が90cmおきにあります。 土台は防腐処理をしたヒノキらしいですが、私には木の種類が見分けられません。 土台にところどころある丸い穴はアンカーボルトで、基礎と土台を結合しています。一般的には、床は大引きの上にさらに根太(ねだ)という5cm角 くらいの角材を30cm間隔ぐらいで張り渡すので、土台と床面に隙間があきます。ですから、アンカーボルトも土台に穴を掘らなくても納まるのですが この家では、大引きと土台の上に直接30mm厚の 構造用合板 を張るので、ボルトが埋めてあります。気密性はそのほうがいいようにも思いますが、 根太ってなくてもいいのかな?なお床下は写真正面の玄関部分はコンクリートで固めてありますが、あとは防湿シート(ビニール)の上に砂です。 |
![]() |
![]() |
上棟・・・棟上げ(上棟式)は簡単にしました。 普通の上棟式の場合は柱だけが立っているのですが、この家はHPパネルという断熱材(ウレタンです)を構造用合板に張り合わせたパネルを柱の あいだに入れています。工法としては 木造軸組 のはずですが、パネルを併用しています。 実は、この写真と上の写真は同じ日の早朝と夕方4時です。朝見たときには床もなかったのが、いきなり家の形をしていたのでびっくりしました。 クレーンで組み立てるとは聞いていましたがこれほど早いとは! なお、材木はすべて プレカット してあり現場でカンナやノコギリの音はほとんどしません。このHPパネルは柱と柱の間に槌(でかい木のハンマー) で打ち込んでいました。しかし、はやいなぁ。驚きました。 |
上棟式2・・・同じ日時の正面から見たところです すでに1階の床板が張ってあるのが見えるでしょうか。ついでにいうとこの床下には断熱材も入っています。後で調べると(株)ノダの床用 グラスウールUB42Y(32K 42mm)でした。(断熱材に異様に詳しいわけはこのページのラストをみてください) ところで、こういうHPパネルのような 断熱材と合板 を張り合わせたものは他にもFPとかスーパーウォールとかあるのですが、このHPだけ 合板が内側、断熱材が外側で、他のは逆です。真壁(柱の見える壁)用にも使えていいそうですが、防湿層を兼ねる断熱材が合板より室外側にあ ることになるけどいいんでしょうか。 |
![]() |
この写真より大分工事がすすんでから、いろいろなホームページを見ていて気づいたのですが、まず第一に建築関係のホームページはたくさんある。 第二に、それぞれの工法や考え方に強い自信と自負がある。特に在来(木造軸組)か2×4か、金物の種類、通気の方法、などについての話題が多いのですが とりわけ「断熱と気密」と「外壁の通気層」については関心のある方どうしではかなりホットな話題のようです。 兼好法師の「家の造りようは夏をむねとすべし」から北欧の高断熱・高気密まで、まさに諸子百家、百家争鳴、見ていてどちらももっともだという感じがしますが 、私の家がHPパネルをつかっているのは、そういう情報とかにはまったく関係なく、単に工務店に「パネルを何軒分かいっぺんに仕入れるので、特に追加料金なし でしますよ」といわれただけです。それまでは断熱材には全然興味がなかったので、もともとグラスウールが入る予定だったことも知らず、「いまどき断熱材の入っ ていない家はない」といわれて「へぇ!、そうですか」という程度でした。 今はそれらのホームページと本のおかげで住宅金融公庫の断熱性能の地域区分T〜Wまでの施工部位別の断熱材の厚さを暗記とまではいきませんが、すくなくとも 何が書いてあるかがわかるようになってきました。わりと凝り性なんでしょうか。
戻る
![]() |
メインページへ |
![]() |