![]() |
間取りを考える とりあえず間取りを考えました。以前から新聞のチラシとか不動産情報とかに間取りが載っているのは何げなく 見ていましたが、いざ自分の家を考えるとなるとさっぱりわかりません。というか大きさは一定で、間取りは 自由にしていいといってもなかなか、これといったのが考えつきません。住宅雑誌とかを見ると〜宅とかいって 吹き抜けのリビングとか、ロフトとかいろいろあるんですが、まず第一に大きさが違います。また雑誌に載るというのは 普通ではないわけでかなり思い切ったデザインだったりしてあまり参考になりません。 そういえば、ああいう雑誌って何のためにあるんでしょうね? 敷地も環境も予算も違うから同じ家にはならないように 思うし、まあ今の流行りがどんなのかわかるとこがいいんでしょうか。 |
間取り図 でもまあ、よく考えると注文住宅と言うより建て売りに近い企画型なので、雑誌をみていても しかたがないとおもい、工務店から見本にもらった図(平面と立面)をもとに、とりあえずA3 の方眼紙に鉛筆で書いていきます。 最初は大体の形を書いていたんですが、だんだんと凝ってきて100分の1の縮尺で書き出し てしまいました。とくにドアの開く方向、玄関はいってから見える角度、家事動線とかを考え るんですが、あとから見ると動線を考えるほどの大きさの家ではないような・・・ さらに家具の置き方などを考えだすと壁の厚みが気になります。大体12cmくらいあるので、本棚や食器棚の置き場所 はかなり影響が大きくなります。 ところで我が家の場合は 910モジュール で設計しているようですが、方眼紙でまじめに9.1mmをとって書くのは大変でした。3回ほど書いて 工務店に見せたら、こんなに細かいのを書いて立面図までつける人は珍しいといわれましたが、 向こうではコンピュータで書くか、10mmで書いて縮小コピーするそうです。そらそうやな。 右の写真はまだ、途中の案なので窓の形とかがかなり違います。 |
![]() |
![]() |
モデル・・・厚紙を切って100分の1でつくる 図面を書いて、立面図をつくっているうちに、これだったら厚紙に書いてボンドで貼ったら 簡単にモデルを作れるということに気づいて作ってみたのがこれです。図面を書いていて 思うのは、こういう小さい家の場合、玄関と階段の位置と方向を決めると大体の間取りが決まって しまうということでした。特に階段は1,2階を貫くのですごく影響が大きいと思います。 私の場合、玄関からまっすぐ階段が見上げられるのがいやだったので、横に回したらほとんど配置は決まりました。 あと、2階に3部屋作るなら南側になんとか2部屋持ってきて、さらに洗濯物を干す場所を確保して、でもアルミの バルコニーはもひとつ、とか考えているうちにだんだんと変わっていきますが、半間移動するくらいで、そう大きくは 変わりません。 |
モデル・・・家具配置を考える ついでに、家具も寸法を図って納めて見ました。すると建てようとしている家が、今住んでいる アパートとあまり変わらない小ささということに気づいて、ちょっとがっかりきましたが、まあ とりあえず自分の部屋が確保できるし、いいかという感じです。 いろいろと間取りを考えて思いましたが、ある程度家らしく客間とかをつくろうと思うと、床面積が最小でも 120m2=40坪くらいないとむずかしいですね。それだけあると1階に和室とLDK、2階に主寝室と個室2つと 納戸くらいできるので、ずいぶん家らしい感じがします。そう思っていたら公庫に120m2以上の高規格住宅と いうのがありました。やっぱりね。 ただ、大きければなんでもできるかというわけでなく、親戚が新築しているのを見ていると土地はいくらでも あるけど、今度は2世代同居とかで2間続き床の間、縁側付きの和室とかが絶対条件になるので、これもまた 自由度がないし・・・難しいですね。 |
![]() |
![]() |
軸組モデル・・・50分の1 こちらのモデルは家を建てだしてから、土台、大引も柱、梁、桁を実際に見て作りました。まあ、もう実物を作っていますので いまさらモデルをつくっても仕方ないんですが、将来完成したらリビングにでも飾ろうと思って始めたんですが、これが 思っていた以上に大変です。模型工作用の2mm角の棒とかをカッターで切って接着剤で組み立てていくんですが、1階伏図とかの図面は ないので、実物の写真をみて、ここの大引の束の位置は・・?とか2階の梁の間隔とか、かなり難航しましたが、特に 火打梁 の位置は結局完全にはわかりませんでした。あと、50分の1でつくっているんで間柱=30mm幅なんかは1mm以下になり そういう木がないのでカッターで削るのが大変です。でもまあ、こうしてみると確かに家を造るのは大変だと思いました。 このモデルより本物のほうがずっと早くできあがっていました。やっぱり大工さんは偉いと思います。 結局できあがった時には実物の家が完成してましたので、かなりの時間と手間をかけてつくったわりには、ほとんど 何の役に立たないと言うか、誰もみてくれないのでせめて、ここに載せておきます。 |
戻る
![]() |
メインページへ |
![]() |