日本語文の読み上げ/読み表示

 本エディタでは、
  ・日本語文の読み上げ
  ・日本語句の読み表示
が、行なえるようになっています。 但し、これには、MeCab(和布蕪)という形態素解析エンジンを、 準備しておく必要があります。

■日本語文の読み上げ

 日本語の文章を読み上げるには、初期環境の場合、ツールボックスに ある「日本語文の読み上げ」を実行します。この読み上げの対象になるのは、次のテキストのうちのどれかです。
 (1)現編集テキストの選択範囲のテキスト
 (2)クリップボードのテキスト
 (3)現カーソル行のテキスト
まず、現編集テキスト内に選択範囲があれば、その範囲のテキストが対象になります。 この場合、矩形範囲でも可能です。一方、選択範囲が無ければ、クリップボードのテキストが 対象になります。もし、クリップボードにテキストが無ければ、 現カーソル行のテキストが対象になります。

 テキストの読み上げを途中で中断するには、ESC キーを押します。 読み上げ速度は、6段階あり、↑矢印キーを押すと、1段上がり、 ↓キーを押すと、1段下がります。最初は、5段目になっています。

 読み上げは「。」「、」または半角空白を区切りにしています。 上記の中断と速度変更が実際に反映されるのは、この区切りごとになります。

 この機能は、YomiSpeak.mc というスクリプトで実現しています。

 なお、日本語文の読み上げは、SAPI 対応の「読み上げ」ができるなら、 本機能は特に必要ありませんが、できなければ、本機能は全てフリーウェアで容易に実現できるので有用です。

■日本語句の読み表示

 ツールボックスには、 初期環境の場合、「日本語句の読み表示」という項目があります。 編集テキスト内の任意の語句を選択して、この項目を実行すると、その「読み」が 所定のダイアログボックスに表示されます。 選択範囲が無い時に、この項目を実行すると、 現カーソル位置にある適当な単語等の読みが表示されます。 いずれの場合でも、その対象となる語句は、最大 20 字までです。

 この機能は、YomiDisplay.mc というスクリプトで実現しています。