コマンド | 機能説明 |
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タブ制御 | タブ制御関連のサブメニューを表示する |
ウィンドウ左右2分割 | 現編集ウィンドウ内のテキスト表示領域を左右2分割にする |
ウィンドウ上下2分割 | 現編集ウィンドウ内のテキスト表示領域を上下2分割にする |
ウィンドウ分割解除 | 現編集ウィンドウ内のテキスト表示領域の分割を解除する |
ウィンドウ切り換え | 編集ウィンドウを切り換えるサブメニューを表示する |
次のウィンドウへ | 次の編集ウィンドウをアクティブにする |
前のウィンドウへ | 前の編集ウィンドウをアクティブにする |
編集ウィンドウ一覧 | 全編集ウィンドウの一覧管理ダイアログを表示 |
セッションを保存 | 全編集ウィンドウの状態を保存する |
セッションを復元 | 全編集ウィンドウの状態を復元する |
左右に並列表示 | 左右に並べて表示する対象のウィンドウを選ぶサブメニューを表示 |
上下に並列表示 | 上下に並べて表示する対象のウィンドウを選ぶサブメニューを表示 |
並列表示解除 | 並列表示を解除して元のウィンドウ配置に戻す |
次の並列ウィンドウへ | 並列表示ウィンドウのフォーカスを次に切り換える |
同期スクロール対象 | 同期スクロール対象のウィンドウを選ぶサブメニューを表示 |
同期スクロールON/OFF | 同期スクロールの ON/OFF を切り換える |
ウィンドウ幅を最大化 | 現編集ウィンドウの表示幅を最大にする |
ウィンドウ高を最大化 | 現編集ウィンドウの表示高を最大にする |
全ウィンドウを最小化 | 全編集ウィンドウを最小化(アイコン化)する |
最前面に表示 | 現編集ウィンドウを最前面に表示するか否かを切り換える |
現ウィンドウを表示 | 現編集ウィンドウを表示状態にする |
現ウィンドウを隠す | 現編集ウィンドウを隠蔽状態にする |
全ウィンドウを表示 | 全編集ウィンドウを表示状態にする |
全ウィンドウを隠す | 全編集ウィンドウを隠蔽状態にする |
これらの機能の多くは、初期環境では、メニューバーの「ウィンドウ」メニュー内に 割り当てられています。ツールバーには、「ウィンドウ切り換え」と「現ウィンドウを隠す」と 「タブ制御」が、割り当てられています。 また、「編集ウィンドウ一覧管理」ウィンドウのメニューバーに 割り当てられているものもあります。 なお、「ウィンドウ切り換え」は、Ctrl+W キーにも割り当てられています。
これらの機能のうち、「ウィンドウ内の画面分割」と「セッションの保存/復元」と 「並列表示」と「同期スクロール」について、以下で説明します。「タブ制御」に関しては、 「タブ切換方式」の内で説明しています。
編集ウィンドウ内のテキスト表示領域は、左右または上下に2分割することができます。 このように分割すると、それぞれの領域内で独立に、編集テキストの任意の範囲を 表示できます。また、片方で操作した結果は、他方に即時反映されます。そのため、 両者にまたがる操作も容易に行なえます。
最初に画面分割した時は、等分割になります。また、左右と上下の分割形態を 変えた時にも、最初は等分割になります。分割の境界を変えたい場合は、境界線を ドラッグします。
2分割画面のうち、どちらか一方だけがアクティブで、他方は非アクティブになって います。マウスで、非アクティブの画面を左クリックすると、その画面がアクティブに なります。その時、そのクリック位置にカーソルが表示されます。
アクティブ画面の切り換えは、「分割窓の焦点切換」コマンドでも行なえます。 この機能は、初期環境では、Ctrl+* キーに割り当てられています。 これは、マウスを使わないで(キー操作だけで)、他方の分割ウィンドウに操作対象を 移す時に便利です。
選択範囲のテキストのドラッグ&ドロップは、分割画面間でも行なえます。 ちなみに、アクティブ画面から非アクティブ画面へドラッグ&ドロップした時、 そのドロップ先の画面がアクティブになります。
本エディタでは、ある時点で開いている全編集ウィンドウの状態のことを、 「セッション」と呼びます。このセッションは、任意のファイルに「保存」できます。 また、それを「復元」することができます。
現時点のセッションを保存するには、「セッションを保存」コマンド(初期環境では、 メニューバーの「ウィンドウ」内に割り当て)を実行します。 すると、所定のダイアログボックスが表示されるので、ここで保存先のファイルを指定します。 このファイル名は、任意ですが、デフォールトでは、現編集ファイルのフォルダ名に、 "wls" という拡張子が付いた名前になります。但し、現編集ファイルのフォルダ内に、 "wls" の拡張子のファイルがあれば、それが最初に表示されます。
このセッションは、バイナリーファイルではなく、テキストファイルに保存されます。 その内容は、基本的に、「起動コマンド引数」の書式で 書かれます。そのため、ウィンドウの位置、テキスト表示領域のサイズ、 カーソル位置、適用環境などは、保存されますが、画面分割などの状態は、 保存されません。また、プロジェクト管理ウィンドウの状態も保存されますが、 「無題」ファイルや、Grep結果出力ファイルなど、実際に格納されるファイルが 存在していない編集ウィンドウは、保存の対象になりません。
このテキストファイルを本エディタで編集する場合のために、それ専用の 環境設定が利用できるようになっています。それは、「特殊」グループ の「環境一覧」内にある「WndList」という「参照名」の環境で、ファイルの拡張子が、 "wls" の場合に適用されます。なお、この環境の初期状態では、 書き込み禁止(編集禁止)になっていますが、これは容易に解除できます。
拡張子 "wls" を、本エディタに関連付けておくと、
Windows エクスプローラ等で表示されているその拡張子のファイル名を、ダブルクリック
するだけで、そのファイルに保存されている全編集ウィンドウの状態が復元されます。
この関連付けは、環境設定の「外部インターフェイス」→
「ファイル拡張子の関連付け」で行なえます。
その際、コマンド引数には、必ず、
/@"%1"
を指定する必要があります。/@ に
ついては、「起動コマンド引数」で説明しています。
この「セッションを保存」は、説明上、ここの「編集ウィンドウ操作」内に入っていますが、 機能上は、「ファイル操作」に分類されます。そのため、例えば、環境設定の「機能設定」では、 「セッションを保存」機能は、「機能分類」の「ウィンドウ操作」内ではなく、 「ファイル操作」内に含まれています。
「セッションを復元」のコマンド(初期環境では、メニューバーの「ウィンドウ」内に 割り当て)を実行すると、所定のダイアログボックスが表示されます。ここで、ファイルを選ぶと、 それに記述されている「起動コマンド引数」に従って、 各ファイルの編集ウィンドウが開かれます。なお、その際、同じファイルが、既に開かれていると、 2重には開かれずに、その復元位置にジャンプします。
なお、このコマンドは、必ずしも、「セッションを保存」の 実行で作成されたファイルに対してだけ行なうように制限されているわけではありません。 「起動コマンド引数」に従って記述されていれば、 任意のテキストファイルに対して行なえます。
この「セッションを復元」は、説明上、ここの「編集ウィンドウ操作」内に入っていますが、 機能上は、「ファイル操作」に分類されます。そのため、例えば、環境設定の「機能設定」では、 「セッションを復元」機能は、「機能分類」の「ウィンドウ操作」内ではなく、 「ファイル操作」内に含まれています。
全画面領域を使って、任意の編集ウィンドウを、左右、または、上下に、 並べて表示させることができます。
2つの編集ウィンドウ( 現編集ウィンドウと、もう1つの別の編集ウィンドウ)を、 並べて表示させるには、「左右に並列表示」または「上下に並列表示」のコマンドを実行して、 相手方のウィンドウを選びます。 この機能は、初期環境では、メインメニューの「ウィンドウ」内にあります。
一方、編集ウィンドウ一覧管理にある機能を使うと、 任意に選択した編集ウィンドウ、あるいは、全ての編集ウィンドウを、 左右、または、上下に、並べて表示させることができます。 ちなみに、ここでは、並列表示だけでなく、 任意の編集ウィンドウを、重ねて表示(カスケード表示)させることもできます。
並列表示したウィンドウ間で巡回的にフォーカスを 切り換えるには、「次の並列ウィンドウへ」のコマンドを実行します。 この機能は、初期環境では、Shift+Ctrl+U キーに割り当てられています。
左右、または、上下に、並べて表示した編集ウィンドウを、 元の配置に戻すには、「並列表示解除」のコマンドを実行します。 この実行では、これを実行した編集ウィンドウと並列表示の関係にある 全ての編集ウィンドウが、一気に元の配置に戻ります。
ちなみに、この機能はあくまで、並列表示の解除用なので、 重ねて表示(カスケード表示)した編集ウィンドウを元の配置に戻すことは できません。その場合には、タブの切り換え等を使うことになります。
なお、「並列表示解除」の機能は、ご寄付を頂いた方への「特典」になっています。特典がないと、この機能は、本エディタの起動後、 2回までしか実行できません。
2つの編集ウィンドウの垂直/水平スクロールを、同期させることができます。 この同期では、ある編集ウィンドウでスクロールが行なわれると、 それと同期しているもう1つの編集ウィンドウでも、それと同じ量と方向のスクロールが 自動的に行なわれます。
2つの編集ウィンドウの内容を比較して見ていくような場合、この同期スクロールと、 前述の並列表示を使うと、非常に便利です。
この同期を行なうには、「同期スクロール対象」のコマンドで、 現編集ウィンドウと同期させる相手方の編集ウィンドウを選びます。 同期の終了、あるいは、一時的な ON/OFF の切り換えは、 「同期スクロール ON/OFF」コマンドで行ないます。 これらのコマンドは、初期環境では、メインメニューの「ウィンドウ」内に 割り当てられています。